アナグマに穴を掘られて自宅が地盤沈下、家主は引っ越しを決断―安徽省合肥市

Record China    2013年8月30日(金) 20時30分

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28日、安徽省の村のある1軒の家は、この3年間傾き続けている。アナグマが家の地下にいくつもの巣穴を掘ることが原因だ。

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2013年8月28日、保護動物のアナグマが家の地下に多数の巣穴を掘ったため、地盤沈下が発生し、そのせいで家が傾いてしまったと、中国・安徽省の男性が地元政府に訴えた。29日付で東北網が伝えた。

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安徽省合肥市肥東県豊楽鎮蒋崗村に暮らす阮(ユエン)さん一家の家は、この3年間傾き続けている。原因は複数のアナグマだ。阮さんの家の周囲にはアナグマの掘った巣穴の入り口と、そこから掘り出した土の山がいくつもある。台所の床をたたいてみると、その下が空洞になっているのが分かる音がする。壁には無数の亀裂が入っている。「この家はすでに崩壊寸前の『危険家屋』だ。恐ろしくて住めやしない」と阮さん。

最初に穴を見つけたのは近所の子供だ。家の西側に穴が1つ掘られていたので、阮さんは何も考えずにその穴を埋めた。数日後、その場所を見ると、埋めた穴はまた大きく掘られ、さらに新しい穴が2つも増えていた。村人はアナグマが阮さんの家の下に棲みついていると指摘、阮さんや家族もアナグマを目撃するようになった。

最初は「仲良く共存すればいいや」と軽く考えていた阮さんだが、昨年の正月に友人たちを招いて食事をしていた際に、床が突然3、4cm沈下した。この日から、阮さんはアナグマを家の下から追い出そうといろいろ試みるが、どれもうまくいかない。しかも相手は安徽省2級保護動物で、手荒なこともできない。思い悩んだ阮さんは一家で合肥市に引っ越すことを決意した。地元政府や林業部も阮さんの被害について、「すでに上層部に報告した」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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