2013年8月27日、人それぞれ「恐怖」を抱くものは存在することだろう。昨年末中国の検索エンジン大手・百度（バイドゥ）は、2000万件近い「恐怖」関連のキーワードを統計し、「中国人が恐れるもの」を発表した。「恐怖」となる対象は人やもの、将来への不安など、年齢や環境により変化する。百度が発表したランキングは完全ではないが、現代社会の憂いを一部映し出している。面白いことに、男性と女性の「恐怖」は大きく異なっている。生命時報が伝えた。

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百度の質問サイト「百度知道」の調査データによると、男性は「貧乏」を最も恐れている一方、女性は「老化」を最も恐れていることが分かった。男性にとって年齢や外見は恐怖の対象になっておらず、女性も経済環境を恐怖の対象と考えていない。これから男女の価値観の違いを垣間見ることができる。

このほか、結婚において男性は「浮気の発覚」を恐れ、女性は「夫の裏切り」を恐れている。身体的特徴では、男性は「ハゲとビール腹」、女性は「シワと腰回りの肉」を恐れ、感情において男性は「独身」、女性は「結婚」を恐れている。

職場では、男性は「派閥の選択ミス」、女性は「妊娠」を恐れている。職場において自分が身を置く派閥を間違ってしまうと、職を失う可能性もある。一方で、社会の福利制度が不十分なために、妊娠が仕事に与える影響は大きく、妊娠により職を失う危険性もあることから、妊娠を恐れる女性が多い。

現代社会では各方面で不安要素が多く存在しているため、中国人は安心感に欠けている。中国人は他人と比べたがるが、それよりも過去の自分と比べ、今の自分が成長しているかどうか、今を見つめることが大事なのではないだろうか。（翻訳・編集/内山）