Record China 2013年8月26日(月) 12時0分
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23日、科学専門誌・サイエンスに発表された研究結果によると、中国では1960万人が安全ではない飲用水を摂取しているという。写真は江蘇省揚州市郊外の「がんの村」。
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2013年8月23日、英BBC中国語サイトは、中国では約2000万人がヒ素で汚染された飲用水を摂取していると伝えた。
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最新号の科学専門誌・サイエンスに発表された研究結果によると、ヒ素は地殻中に自然に存在している。だが、ヒ素が浸み込んだ地下水を長期摂取した場合、その濃度が低くても、皮膚の色素沈着や手のひらや足の裏の角質化、肝臓病、心臓や腎臓機能の低下といった健康被害が発生する。
中国には飲用の井戸が1000万カ所以上存在するといわれ、そのすべてを調査するには数十年の歳月が必要だという。今回の調査結果は、スイスの科学研究所と中国の研究員が開発した地質図モデルによって算出されたもの。これによると、中国では1960万人が安全ではない飲用水を摂取している。
研究チームのメンバー、ヨハンソン博士は「これまで知られていた内モンゴル自治区のフフホト盆地だけでなく、四川省中部や東部沿海地区でもヒ素汚染のリスクが高まっていることが分かった」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)
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