人民網日本語版 2019年11月14日(木) 21時40分
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このほど北京で行われた第17回「財経」年次総会2020で中国科学院の白春礼院長が行ったスピーチ内容が日本のネットユーザーの間で話題になっている。
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このほど北京で行われた第17回「財経」年次総会2020で中国科学院の白春礼(バイ・チュンリー)院長が行ったスピーチ内容が日本のネットユーザーの間で話題になっている。人民網が伝えた。
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白院長はスピーチの中で貴州省のカルスト地形に1994年から22年間かけて建設された「中国天眼」(FAST)に言及し、「これは世界最大口径の電波望遠鏡で、直径は500メートルにも達し、サッカーコート30面分に相当する。計算によると、もし大きな中華鍋のように、これを使ってチャーハンを作ったとしたら、全世界の人が茶碗4杯分ずつ食べられる量になる」とした。
この電波望遠鏡を中華鍋に例えるユニークなスピーチ内容が人民網の日本語版ツイッターの公式アカウントで配信されると、日本のネットユーザーもたちまち反応。「東京ドーム何個分よりよほど直観的にわかりやすい例え」や「僕もこれからチャーハン換算法を使っていこうと思う」といった換算法に対するコメントから、「パラボラ→中華鍋→炒飯というベタな連想が本場中国でも通用することが分かった。しかし本場の人、それも偉い科学者が言うと超絶面白いなぁ」や「中国科学院院長の面白コメントで、もう巨大な中華鍋にしか見えない」といったそのユニークさを称えるコメント、そして「これを見るとやはりこれから科学技術も中国がリードしていくんだろうなと感じる」や「うらましい。今後も発展していく未来を感じる。日本みたいにしぼんでいく感じが漂っていない」と中国の科学技術の発展に感心や羨望を示すコメントも見られた。
チャーハンは日本人にとってラーメンと同じくらい身近な「中国の食べ物」。中国人にとっては「残り物のご飯を炒めただけ」という地位にあるチャーハンだが、日本人にとってはお米を使っていることもあり、チャーハンにはちょっとしたこだわりがあるという人も多い。本来ならば日常生活とはかけ離れた電波望遠鏡を中華鍋に例えたこのスピーチは日本人のツボにも見事にはまったようだ。(提供/人民網日本語版・文/玄番登史江)
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