「中国人お断り！」の靴市場に非難集中―北京市

2007年4月26日、北京市日壇公園北門近くに「中国人お断り」の靴市場があるとの情報を得たレコードチャイナの記者が、現場に向かった。

問題の靴市場は屋内にあり、まっすぐの通路の両側に小さな店が並んでいる。どの店の入り口にも目隠しの白いカーテンがさげられている。そのうちの1軒に記者が入ろうとすると、入り口に立っていた女性店員から「ここは外国人しか入れないよ！靴が買いたきゃ、よそへ行きな！」と怒鳴られた。

記者はこのほかに7軒の店を調査したが、店の中まで入れたのは1軒だけだった。この市場に間違って入った中国人は全員、記者と同様の目にあうそうだ。

北京市市場管理部はこの靴市場のやり方に一定の理解を示している。市場内はすべて外国人バイヤー向けの商店であり、売れ筋の靴のデザインを同業者から盗まれないよう、このような措置がとられているとのこと。だが同管理部は再三同様の苦情を市民から受けていることも明かし、各店が従業員の接客教育を徹底するようのぞんでいる。（翻訳/ 編集本郷智子）