韓国首相の訪日後、日本の態度が「強気」に変化?=韓国ネット「国産化成功はうそ?」

Record China    2019年11月7日(木) 19時50分

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5日、韓国・ファイナンシャルニュースは、「先月の李洛淵首相の来日以降、日本の経済産業省の態度が強気になった」と報じた。画像はタイで行われたASEAN各国との首脳会議で記念撮影に臨む安倍首相と文大統領(韓国大統領府Facebookアカウントより)。

2019年11月5日、韓国・ファイナンシャルニュースは、「先月の李洛淵(イ・ナギョン)首相の来日以降、日本の経済産業省の態度が強気になった」と報じた。

記事によると、日本の外交消息筋は最近、「李首相の来日前までは経済産業省が高純度フッ化水素の輸出を間もなく許可するような雰囲気だったが、李首相が来日してから態度が突然変わった」と話した。また、関連業界からは「日本政府は(液体)高純度フッ化水素を1件も許可しないつもりのようだ」と憂慮する声が上がっているという。

記事は「日本政府は先月末、フォトレジストの輸出を2件許可したが、同時期に許可されると期待されていた高純度フッ化水素の輸出は許可しなかった。フォトレジストも輸出許可までに3カ月以上かかった」と説明。また「日本政府が7月4日に輸出規制を開始してから半導体工場の主要素材である高純度フッ化水素、フォトレジスト、フッ化ポリイミドのうち高純度フッ化水素の輸出は1件も許可されていない」としている。8月末に気体フッ化水素の輸出が1件許可されたが、関連業界からは「輸出規制の正当性を確保するための口実にすぎない」との指摘が上がっているという。

記事は「韓国政府が最近、日本に大きく歩み寄り対話を促進する雰囲気づくりに乗り出しているが、日本政府は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に焦点を当て、フッ化水素を武器にしている」と分析し「GSOMIAの行方が輸出規制の今後を左右する」との見方を示している。

これに韓国のネットユーザーからは「韓国が先に手を差し伸べるから日本が強気になった!」「日本と経済戦争をするなら確実な作戦を立てなきゃ」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が椅子の端に座って安倍晋三首相と両手で握手しているのを見てあきれた」「文政権が日本との協議と条約を無視して日韓関係を悪化させた。責任を持って解決するべきだ」など文政権の姿勢を批判するコメントが寄せられている。

また、「国産化に成功したって言っていたのはうそだったの?」「2カ月あれば国産化できるから問題ないって言っていたよね?」「液体フッ化水素の国産化に成功したって言っていたけど、このようなニュースが報じられるってことは上手くいっていないってこと?」など不信の声や、「国産化するって言っていた文大統領が急に低姿勢になったのは韓国が困っている証拠」「文大統領と李首相が安倍首相と対話したのはフッ化水素の在庫が尽きそうだから」などと指摘するコメントも見られた。(翻訳・編集/長居)

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