北京オリンピック聖火トーチのデザイン決定までの物語―北京オリンピック組織委員会

2007年4月26日、北京オリンピック組織委員会（BOCOG）は、2008年北京オリンピック夏季大会で使用される聖火トーチのデザインが、「瑞雲」と決まるまでの経緯を発表した。

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2005年8月、BOCOGは聖火トーチのデザイン研究を正式に開始。2005年12月には聖火トーチのデザイン案を公式募集すると記者会見で発表した。2006年2月末の締め切りまでに中国国内外から847点の応募があり、そのうち388点が有効デザイン案だった。

翌3月、388点のデザイン案の中から9点にしぼられ、同年6月に4点にしぼられた。

2006年8月、最終選考に残った4点のデザイン案を参考に北京聯想有限会社が聖火トーチの外形デザインを「瑞雲」として発表。航天科工集団が聖火トーチ内部の燃焼システムを開発。この両者を合わせたものを、BOCOG執行委員会が正式な聖火トーチと決定したのである。

2007年1月、この「瑞雲」は、2008年の北京オリンピック夏季大会にふさわしいと国際オリンピック委員会より承認された。（翻訳/編集・本郷智子）