世界の有名建築をパクるような学校が、どうして学生を教育できるのか?―中国メディア

Record China    2013年8月14日(水) 20時41分

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13日、中国・湖北省武漢市にある学校の建造物が、すべて世界の有名建造物を模倣して建てられたものであるとして、先日から話題になっている。これについて、新華網が同日付で批判的な論評を掲載した。写真は北京世界公園。

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2013年8月13日、中国・湖北省武漢市にある学校(武漢商貿職業学院)の建造物が、すべて世界の有名建造物を模倣して建てられたものであるとして、先日から話題になっている。これについて、新華網が同日付で批判的な論評を掲載した。以下はその概要。

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最近、武漢のある学校が北京世界公園そっくりだと暴露された。(編集部注:北京市にある北京世界公園は、世界各地の遺跡や建築物をミニチュアで再現したテーマパーク)この学校の写真を目にするや否や、直ちにあらゆるパクリ建造物に“秒殺”される。コピー版世界公園が、文化的雰囲気を最も備えているはずのキャンパス内に堂々と建っているのだ。パクリもここまでくれば、もはや「傑作」と言うべきであろう!

同校の公式ホームページには次のように紹介されている。「ミラノ大聖堂を模して建てられた教学棟別館、米国の議会議事堂様式の科学技術棟、ピラミッド形の図書館…」これらのキャッチコピーを見る限り、これらのミニチュアコピーの景観を不適当なものだと思っていないばかりか、むしろ誇りに感じているようだ。これが一部の人の虚栄心とちょうど迎合したのだろう。この学校は金持ちの子女からも人気が高いと聞く。一部の人には、同校のキャンパスは高級な雰囲気でランクが高いと映っているらしい。学校設備に対する学生たちの期待を上回るこれらの施設は、明らかに学生集めのための切り札だ。

コピー建築物に囲まれた学校が、一体学生たちをどのように薫陶できるというのか。恐らく楽観的な人ですら、直接的・積極的効果については何も思い浮かばないはずだ。魂のない模倣がどうして大学の精神を体現できるというのだろうか?(翻訳・編集/碧海)

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