「一帯一路」決済網の構築加速、銀聯も177カ国・地域へ―中国メディア

人民網日本語版    2019年10月19日(土) 8時20分

拡大

銀聯の受け入れネットワークは177カ国・地域に拡大した。写真は銀聯カードの広告。

銀聯国際は15日、アルメニアのACBAクレディ・アグリコル銀行との協力に合意し、ACBA傘下の業者とATMで相次いで銀聯カードが使えるようになったと発表した。これは、アルメニアで銀聯カードが受け入れられるようになった初めてのケースでもある。これにより銀聯の受け入れネットワークは177カ国・地域に拡大したという。人民日報が伝えた。

現在、中央アジアと南コーカサス地方の銀聯カードカバー率は70%に迫り、このうちカザフスタンでは全面的カバーが実現し、ウズベキスタンとジョージアではカバー率が80%に達した。これらの地域のうち6カ国で銀聯カードが発行されている。銀聯モバイル決済サービスも導入され、「モバイルクイックパス」(雲閃付)ユーザーはカザフスタンとジョージアの観光施設、小売業者などでQRコード読み取りによる決済を行うことができる。

一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブが実施されると、中国と沿線の市場との間、沿線の各市場の間では国境を越えた決済のニーズが日に日に高まり、銀聯も決済サービスの強化に努めている。中央アジアと南コーカサス地方は「シルクロード経済ベルト」の重要な連結点であり、このたびアルメニアで銀聯カードが使えるようになったことで、地域内の銀聯ネットワークサービスはさらに充実し、「一帯一路」決済ネットワークの相互接続の加速が推進された。中国との間で「一帯一路」共同建設の協力文書を調印した国・地域のうち80%以上で銀聯カードサービスが開通し、商業施設約1000万店とATM約70万台で銀聯カードが使えるようになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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