台風19号で避難所がホームレスの受け入れ拒否、中国ネット「資本主義って冷たいのな」「人権はどこへ?」

Record China    2019年10月17日(木) 10時40分

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台風19号が上陸した際、東京都台東区の避難所がホームレスの受け入れを拒否した問題が、中国でも報じられ反響が寄せられている。写真は台風19号が上陸した日。

台風19号が上陸した際、東京都台東区の避難所がホームレスの受け入れを拒否した問題が、中国でも報じられ反響が寄せられている。

きっかけはホームレスの支援活動をしている団体のツイート。ホームレスが台風のさなか、台東区の避難所で受け入れを拒否されたと訴えるもので、同区の災害対策本部に尋ねると「ホームレスについては避難所は利用できないことを本部で決定済み」と返答されたという。

中国メディア・鳳凰網の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントは16日、日本の報道を基に「ホームレスが避難所に入ろうとしたところ現地政府の職員に止められ、規定によりホームレスは入れないと告げられた。入り口近くで雨風をしのいでいたが追い出された。日本のネットユーザーの多くはこの対応を支持しており、税金を納めている区民が優先的に避難する権利があるとの考えだ」と伝えた。また、安倍首相が「各避難所では、避難した全ての被災者を適切に受け入れることが望ましい」との考えを示したことも併せて伝えている。

中国のネットユーザーはこの問題をどうとらえたのか。鳳凰網のツイートには「なんてひどい。災害の前ではみんな平等だ」「人権はどこへ行った」「資本主義って冷たいのな」「ホームレスは税金を納めていないって?消費税を払っているじゃないか」「じゃあ納税額が多い人は避難所で横になれて、少ない人は立っていなきゃいけないということか」などのコメントが寄せられており、大半はホームレスであっても避難所は受け入れるべきだという意見だ。一方で、中には「私たちはまず、自国の納税者の権利をどう保護するかを考えた上で、日本のホームレスの問題を論じようじゃないか」と自国の状況に一石を投じるコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

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