2013年8月5日、中華圏最大のミスコンテスト「ミス香港」の最終候補20人を対象に、地元メディアからの得票数を競うイベントが開催された。この日、表彰式のプレゼンターとして出席した大御所俳優エリック・ツァン（曾志偉）が、候補者のレベルの低さを皮肉って物議をかもしている。6日付香港紙・明報の報道を引用して人民網が伝えた。

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メディア投票の結果、グレース・チャン（陳凱琳）さんが得票数第1位に選ばれた。司会者から今回の候補者のレベルについて問われると、香港の芸能界でご意見番的存在のエリックは「どうでもいいよ。このミスコンにはいろいろと裏が多いしね」と発言。さらに候補者の外見について聞かれた時には、「今大会のコンセプトは“想像を超える（原文：超越想像）”だそうだけど、本当に自分の想像を超えていた。まったくこんなものだとは思わなかったよ！」と皮肉った様子で述べた。その場の候補者たちは笑って気まずさを押し隠した様子だったという。

エリックはその後の取材に対し、「ただ彼女たちをちょっと驚かせたかっただけ。彼女たちを谷底に突き落とし、厳しくしてこそ成長があるというものだ」と説明。近年の「ミス香港」は候補者のレベル低下が指摘されているほか、候補者たちのスキャンダルなども取りざたされて話題となっている。決勝は9月1日に行われ、2013年のグランプリが決定する。(翻訳・編集/碧海)