Record China 2013年8月5日(月) 14時20分
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1日、中国人民解放軍の羅援少将が、「中国初の有人深海潜水艇・蛟龍号を用いて尖閣諸島や南シナ海の海底に中国国旗を突き刺し、中国の主権を宣言するべきだ」と発言し、こうした手法は国際的にも先例があると主張した。写真は蛟龍号。
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2013年8月1日、著名な軍事専門家で中国人民解放軍少将の羅援(ルオ・ユエン)氏が、インターネットを通じて「中国領海の紛争と対応策」をテーマに講演を行った。中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報の報道では、羅氏は主権保護のために国家最先端の科学技術を利用するべきだと提言。「中国初の有人深海潜水艇・蛟龍号を用いて尖閣諸島や南シナ海の海底に中国国旗を突き刺し、中国の主権を宣言するべきだ」と発言し、こうした手法は国際的にも先例があると主張した。
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続いて3日、中国の海洋冒険家が自身所有のヨットで尖閣諸島の領海内に侵入した。最終的には釣魚島からわずか3カイリ(約5.6キロ)地点まで接近し、そこで100枚の赤い旗を投下したと報じられている。
これらを受けて環球時報は3日、電子版上で読者アンケートを実施。「尖閣海域の海底に中国国旗を突き刺す手法を支持しますか?」と問いかけ、5日正午時点で4万290人の回答を得た。うち95%にあたる3万8271人が「支持する、」残り5%にあたる2019人が「支持しない」と答えている。以下は回答欄に寄せられた具体的な意見。アンケート結果とは裏腹な意見が多勢を占めている点が興味深い。
「中国外交部は常に『尖閣は中国のもの』と主張している。それならば、海底ではなく島に国旗を立てれば済む話だろう?日本も文句は言えないはずだろう?」
「尖閣はもともと中国のであるからして、わざわざ国旗を立ててアピールする必要などないのです。そんなことをすればかえって、中国の自信のなさが露呈するでしょう」
「海底に国旗なんか差して、誰が見るのでしょうか?国旗を立てていない国土は他国のものになってしまうとでもいうのでしょうか?」
「海底に国旗?何の意味があるのですか?たとえ太平洋の最深部に国旗を指す技術を持っていたからといって、太平洋全体が中国の領土になるわけではないでしょう?」
「それよりも周辺海域の油田開発を進めることです。そういう現実的なことをするべきです」
「国際的に認められた方法で主張しましょうよ」
「こんなアンケートの投票結果が客観的なわけないだろう。みんなサクラだよ。不公平で不透明なアンケートだ」(翻訳・編集/愛玉)
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