人民網日本語版 2019年10月13日(日) 16時0分
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今年の国慶節連休には旅行消費のグレードアップの傾向が顕著、ナイト観光消費が活発、中国の革命をテーマにした「紅色観光」ツアーが新たなブームに、ドライブ旅行をする観光客が大幅増加、などのトレンドがみえてくる。写真は中国の革命の聖地・延安。
国慶節(建国記念日、10月1日)の連休がついに終わった。複数のオンライン旅行情報プラットフォームのビッグデータを総合すると、今年の国慶節連休には旅行消費のグレードアップの傾向が顕著、ナイト観光消費が活発、中国の革命をテーマにした「紅色観光」(赤色観光)ツアーが新たなブームに、ドライブ旅行をする観光客が大幅増加、などのトレンドがみえてくる。工人日報が伝えた。
■ナイト観光消費が活発に
ここ数年、ナイト観光エコノミーが急速に発展し、多くの観光地や旅行目的地がさまざまな商品を打ち出して観光客の消費ニーズを喚起している。観光客はナイトクルーズ、夜の動物園・植物園などに出かけて、昼間とは違う景色を楽しむことができる。
旅行サイト「Lvmama.com」が発表した「2019年国慶節旅行総括報告」によれば、今年の国慶節連休の7日間に、ナイト観光関連商品の予約は前年同期比35%増加し、広州・珠江、上海・黄埔江、三亜湾、金鶏湖、江南の古代の運河、鷺江、重慶の両江(長江、嘉陵江)、版納植物園、鳴鶴古鎮、江陰のゴンドラなどのナイト観光が特に人気だったという。
ナイト観光の人気と同時に、劇場、各種公演、ショーなどの観光エンターテインメント市場が発展し、さまざまなタイプ・内容のパフォーマンスが妍を競うようになった。観光客は華やかなパフォーマンスを目で楽しむと同時に、旅行先の文化的特色を味わえる。
Lvmamaが予約データの分析に基づき、連休中に人気が高かった観光エンターテインメント商品10演目を挙げた。「宋城千古の情」、「華清宮の長恨歌」、「印象シリーズ・普陀リアルパフォーマンス」、「北京・徳雲社」、「印象シリーズ・西湖」、「延安の防衛戦」、「三亜千古の情」、「印象シリーズ・麗江」、「魅力湘西」、「●(矛へんに夂の下に女)源の夢の中の故郷」が並んだ。
■革命テーマの紅色観光が新たなブームに
今年は新中国成立70周年にあたり、紅色観光ブームがやって来た。
オンライン旅行会社・同程旅遊のデータによると、北京、井岡山、遵義、南昌、延安、嘉興、広州など、紅色観光の人気目的地にちなんだルートが例年よりさらに予約が取れない状況になった。10月2-8日は北京の人気が特に高く、天安門を訪れて国慶節ムードを肌で感じたいと思う人や北京周辺の革命スポットをめぐる人が多かった。
■ドライブ旅行が60%増加
旅行情報サイト・携程旅遊網のレンタカー部門・携程租車のビッグデータ分析では、今年の国慶節連休にはレンタカーでのドライブ旅行の予約が同約60%増加した。近場のニッチな秘境を探索する短距離ドライブ旅行が引き続き人気を集めた。
旅行情報サイト・馬蜂窩旅遊網が発表した「2019年国慶節連休観光トレンド報告」は、「国慶節連休期間には、検索キーワード『ドライブ旅行』の検索数が35%増加した」と伝えた。
馬蜂窩観光研究センターの馮饒センター長は、「国慶節連休は期間が長く、長距離の旅行を計画した観光客が多かった。ドライブ旅行好きにとって、国慶節連休は各地が秋景色に染まり、ドライブ旅行にちょうどよい気候で、出かけるには絶好のタイミングだ」と分析した。
携程租車事業部の胡為為最高執行責任者(COO)は、「観光産業の持続的発展にともない、旅行体験への要求がますます高まり、レンタカーでのドライブ旅行は自由で、節約になり、柔軟に動けるといったその特徴により、ますます多くの現代人に選ばれるようになった。産業のデータをみると、今年上半期には全国でのべ2億8000万人がドライブ旅行にでかけている」と述べた。
川蔵ルート(四川省成都-チベット自治区ラサ)など北西地域のドライブルートは昔から人気があるが、大都市のドライブ旅行好きの多くは都市周辺100キロメートル前後のニッチな秘境を探索するのを好む。業界関係者は、「こうした短距離ドライブルートが徐々に人気を集めていることから、中心都市の観光消費の質と多様化レベルの向上がうかがえる」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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