工事現場で死体30体以上が発見、旧日本軍の「万人坑」との噂―遼寧省撫順市

Record China    2007年4月24日(火) 19時3分

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さきごろ遼寧省撫順市の工事現場から30体以上もの死体が発掘された。日本軍が数千人の中国人の死者を埋めた「万人坑」ではないかと噂されている。

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さきごろ遼寧省撫順市の工事現場から30体以上もの死体が発掘された。日中戦争時、日本軍が死亡した中国人労働者を埋めた穴、いわゆる「万人坑」ではないかとして注目を集めている。

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現場にはもともと古い一軒家が立っていた。旧屋の取り壊し作業中に今回の遺体発見となった。付近に住む陳(チェン)さんによると、死体が発見された場所は老虎台鉱山に近く、満州国時期には炭鉱労働者の住居が建てられていたという。***

中国では、日中戦争時に日本軍が死亡した中国人労働者多数を穴に埋めたと言われており、その穴は「万人坑」と呼ばれている。老虎台鉱山付近にはかつて30体以上もの遺体が見つかった「万人坑」があるため、今回の遺体発見は新たな「万人坑」の可能性もあると噂されている。

しかし現地調査にあたった撫順市博物館・肖景全(シャオ・ジンチュエン)館長は慎重な意見だ。調査結果では、死者は若い男女の一群とだけ判明したが、死亡年代などについてはまだ特定できていない。伝えられている「万人坑」の規模を考えると、少なくとも数千人の死者が埋められているはずで、付近の調査が必要だと指摘した。ところが現在も現場の工事は進んでおり、このままでは現場の調査は不可能になる。まずは保存調査が必要だと訴えていた。(翻訳/編集・KT)

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