中国人妊婦の出産地としてサイパンが人気に、子供の米国籍獲得のため―香港紙

Record China    2013年8月3日(土) 8時35分

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1日、子供の米国籍獲得のため、サイパンで出産する中国人妊婦が増えている。資料写真。

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2013年8月1日、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、子供の米国籍獲得のため、サイパンで出産する中国人妊婦が増えている。中国メディア・網易が伝えた。

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海外での出産の斡旋会社によると、サイパン島は中国人妊婦と韓国人妊婦の出産地として人気が高い。サイパン島の属する北マリアナ諸島は米国の自治領で、住民は米国の市民権を持っている。外国人がサイパン島で出産することにより、子供が米国の市民権を得られる。

サイパン島に人気が集まっている理由はほかに、中国から比較的近いことと、米国のその他の地区と比較して出産費用が安く済むことがある。

一方、子供が香港の市民権を得られるため、これまで中国本土出身の妊婦に人気の高かった香港では、地元妊婦への影響などを考慮し、今年1月から越境出産に対する大幅な制限政策を実施している。夫婦いずれもが香港籍を持たない場合には、香港で出産できなくなっており、香港で出産する中国本土出身の妊婦の数が大幅に減っている。こうした状況もサイパン島に人気が集まる一因になっている。

斡旋会社は「急がないとサイパン島が第2の香港に」「5万元(約80万円)で子供が米国市民に」などとあおっており、広州の旅行会社は「航空券、宿泊代、入院費、ケア代、食事代などすべて込みで15万元(約240万円)」で販売している。(翻訳・編集/HA)

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