盗難？文革時の被害？仏像の頭部が紛失、管理側「義和団事件の際に破損」―北京市頤和園
拡大
28日、中国・北京市の頤和園にある壁に彫られた仏像の頭部が紛失し、盗難にあったのではと憶測が広まった件について、同園は「義和団事件の際に破損し、頭部は後から付けられたもので、落ちることがある」と表明した。
(1 / 2 枚)
2013年7月28日、中国・北京市の頤和園にある壁に彫られた仏像の頭部が紛失し、盗難にあったのではと憶測が広まった件について、同園は「義和団事件の際に破損し、頭部は後から付けられた。かみ合わせの問題で頭部が落ちることがある」と表明した。北京晨報が伝えた。
【その他の写真】
同仏像は、ネットユーザーが破損しているのを見つけ、ネットに書き込んだ。その書き込みに注目が集まり、「盗難に遭った」とのコメントが相次ぎ、中には「文化大革命時に壊された」と書き込む者も。さらに、「頤和園と公安は文化遺産をしっかり管理すべきだ」と意見を述べる人もいた。
これに対し頤和園側は、「仏像は1900年の八国連軍（義和団事件）に攻め立てられた際、瑠璃が装飾された多くの頭部が持ちさられた。1982年と2006年に大規模な修復作業を行ったが、元の胴体の年代が古いこともあり、新しい頭部とはかみ合わせが良くなく、頭部が落ちることがある」と説明し、「同園管理部門は、同仏像を重点的な管理対象に指定しており、定期的に修復を行っている」と述べた。（翻訳・編集/内山）
関連記事
話題の“エロ大仏”がついに撤去、ネットユーザーが“エロ過ぎる”と猛批判―雲南省麗江市
Record China
2013/5/21
オールバックの大仏、意外な真相！＝ネットで話題に―河南省
Record China
2013/4/29
「万里の長城もホワイトハウスも韓国のものか」と揶揄＝対馬の盗難仏像を韓国が返還拒否―中国版ツイッター
Record China
2013/2/28
＜故宮博物院＞またも文化財破損を隠ぺい！今度は清朝の木製屏風を水に濡らす―北京市
Record China
2011/8/10
お宝文化財をニセモノにすり替えて売却＝悪徳官僚の死刑確定―中国
Record China
2010/11/21
ピックアップ
この記事のコメントを見る