夫婦の收入格差が不和の原因に=理想の収入は妻の1.5倍―中国メディア

Record China    2013年7月23日(火) 1時4分

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19日、夫の收入が多すぎると、妻が独立するのを難しくするのに対し、夫の收入が少なすぎると、夫が失望感を味わう。では、夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?資料写真。

2013年7月19日、有名大学の修士課程を修了したという陳(チェン・男性)さんの年収は、仕事を初めて3年後に20万元(約326万円)に達しているにもかかわらず、年収5万元(約82万円)の妻に「少なすぎる」とぼやかれる。一方、栄(ロン・29歳女性)さんの年収は15万元(約244万円)と、夫の2倍であるにもかかわらず、家ではおとなしいという。荊楚網が伝えた。

夫の收入が多すぎると、妻が独立するのを難しくするのに対し、夫の收入が少なすぎると、夫が失望感を味わう。では、夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?湖北省武漢市の市民20人に取材したところ、7割が「1.5:1」が最も良く、家庭の平和につながると答えた。

■夫の收入が妻の4倍なのに「少ない」と妻が不満

湖北省武漢市に住む陳さんは、多くの人の目には「高富帥(背が高くお金持ちのイケメン)」と映っている。修士課程終了後、陳さんは合弁企業に入社し、3年後に年収が20万元を超えた。そして、自分で3LDKのマイホームも購入した。

昨年、彼女だった湯(タン)さんと結婚した陳さんは、結婚後、妻から何度も、「どうしてあなたの収入はこんなに少ないの?」と不満をこぼされたという。陳さんは、やりきれない思いになり、「自分は年収5万元で、僕はその4倍なのに、なぜ収入が少ないと言われなければならないのか」と言い返すと、「女性の収入は自分のために使うのに足りればいいけど、男性は家族全体を養わなければならない」という答えが返ってきた。

陳さんは、「夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?」とネット上の掲示板に投稿したところ、3日で閲覧件数が3万件を超えた。ネットユーザーらは、「妻と夫の收入の差があまりに大きいと、妻は依存度が高くなり、家族を養う責任を全て夫の肩に乗せる。そして夫の收入に妻が少しでも不満を感じると、夫は見下げられるようになり、家での立場がなくなる」と分析している。

■妻の收入が夫の倍、やり手女性も家ではおとなしい羊に

一方、武漢市武昌区に住む栄さんの状況は陳さんと正反対で、収入が多くなればなるほど、家の中での立場がなくなるという。

栄さんは今年初め、部門責任者に昇進し、十数人の部下を持つようになり、收入も1カ月1万元(約16万円)を超えた。一方、夫の王(ワン)さんは、ある企業で運転手をしており、收入は栄さんの半分にも満たない。

しかし、外では強い女性に見られるという栄さんだが、家に帰ったとたん「羊」のようにおとなしくなる。栄さんは、「付き合っている時から、夫が亭主関白であることに気付いていた。それに結婚後、夫の両親と同居しているため、自分の立場はもっと低くなった」と辛酸を語る。

「今年に入って、夫は以前にもまして亭主関白になった」と栄さん。「昇進後、夫は家庭での自分の立場を固めることにさらに躍起になり、何もかも彼の言うことを聞かなければならない。そのため、2人の間に亀裂が生じるようになった」という。ただ「私の仕事が忙しいため、家の事の多くを夫が世話してくれていた。だから不満が生じるのも普通のこと。今後は、注意しなければならない。会社での上司の雰囲気を家に持ち帰ることはできない」と反省もしている。

■夫婦間の収入差、理想は「1.5:1」

では、陳さんが言うように夫婦の収入の比率はどれくらいが適当なのだろう?市民20人を取材した。

回答した20人のうち、15人は夫の収入が妻より「多い」と答えた。また14人が、夫と妻の收入の比率は「1.5:1」が最も良いと答えた。うち、秦(チン・男性)さんは、「夫の收入が妻より多いというのは、『男性が家族を養う』という中国の伝統的な概念にも則している。ただ、差が余りにも大きいと、妻が過度に依存したり、立場が全くなくなってしまったりし、夫婦が良い関係を保つのが難しくなる」との見方を語った。(提供/人民網日本語版・翻訳/ KN・編集/武藤)

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