2013年7月20日、米サンフランシスコ国際空港で今月6日に発生したアシアナ航空機の着陸失敗事故で死亡が確認された中国人女子学生3人のうちの1人の死因は、救助に駆けつけた消防車両にひかれたことだった。現地検視局とサンフランシスコ市消防局が共同記者会見を開き発表した。中国新聞社が伝えた。

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消防車両にひかれたことが原因で死亡したのは16歳の葉夢円（イエ・モンユエン）さん。検視局は「葉さんは消防車両にひかれるまでは生きていた。遺体を解剖した結果、彼女の身体は多数の傷を受けて内出血しており、車両にひかれたことによる傷と一致した」と発表した。

これまでの警察局および消防局の発表では、葉さんが消防車両にひかれたことは明らかにされていたものの、直接の死因が着陸失敗事故によるものか、車両にひかれたことによるものかは確認されていなかった。

葉さんの遺体は飛行機の左翼付近にあり、発見された当時は消火剤などに覆われていた。今回の当局の発表によると、葉さんはひかれた際に立っていたのではなく、横たわっていたという。

会見に同席したサンフランシスコ市消防局のジョアン・ヘイズ・ホワイト局長は「われわれの任務は救命。葉さんが不幸にも亡くなったことに対し、大きな衝撃を受けている」と語った。

今回の事故では、乗員16人、乗客291人のうち、中国浙江省の女子高生3人が死亡し、181人が負傷している。（翻訳・編集/HA）