歴史を知らない日本の子ども、責任は誰に?―中国メディア

Record China    2013年7月18日(木) 12時10分

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17日、中国国営テレビのインタビューで日本の中学生が南京大虐殺を「知らない」「忘れた」と答え、中国で驚きと落胆の声が上がっている。資料写真。

2013年7月17日、新華網によると、日本の歴史教科書は以前から日中関係の問題として挙げられているが、中国の国営テレビ・中央電視台が実施したインタビューで、「日中戦争で多くの中国人が亡くなったことを知っているか」、「南京大虐殺を知っているか」という問いかけに日本の中学生が「知らない」、「忘れた」と答えた。

このインタビューが放送され、中国では驚きと落胆の声が上がっている。新華社の世界問題研究センターの研究員は「日本に日中戦争を知らない子どもがいても不思議ではない」と指摘する。「日本では教科書しか読んでいないと過去に他の国々を侵略したことなど知り得ない」とし、教科書以外から実情を知る子どもは少数で、授業や教科書だけからでは真実は知ることができないと話した。

歴史を知らないのは大学生も同様で、早稲田大学に留学していたというある中国人女性は、日本のメディアは日中戦争に関する記事や番組をほとんど伝えておらず、学生もそうした話題を口にする人がいなかったと、留学当時のことを振り返った。

記事は「インタビューに『知らない』と答えた子どもたちをとがめることはできない」とし、「子どもたちは正しい歴史を教わっていないだけで、彼らが悪いのではない」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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