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16日、香港のブログサイトに「傘を常備するかどうかに見る日中の国民性の違い」と題した記事が掲載された。資料写真。
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2013年7月16日、ブロガーの艾迪曼(アイディーマン)さんは自身のブログに「傘を常備するかどうかに見る日中の国民性の違い」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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日本人は乾期を除いて、傘を常備する習慣がある。家に1本、職場に1本用意し、雨の多い季節は常に持ち歩くことで、突然の雨に見舞われても対応できる。ホテルや大型スーパーでは、無料で傘を貸してくれるところもある。
こうした準備のよさは傘だけでない。日本の3階建て以上の建物にはすべて非常口と案内板が設置されており、街角には緊急避難場所の標識がある。また、小中学校では毎年防災訓練が行われる。日本は自然災害が多いため、古来より「備えあれば憂いなし」が根付いているのだ。
一方、わが国はどうだろう。ほとんど起こるはずのない事故に対して、感覚がまひしている。われわれがよく耳にする口癖は「そんなことが起こるものか」「起きたら運が悪かったと思うしかない」などである。「安全第一」「品質第一」などは、ただのスローガンにすぎない。四川大地震の際に、どれだけの人が欠陥建築のせいで非業の死を遂げたことか。
中国には「備えあれば憂いなし」や「転ばぬ先のつえ」の意識を体現する人、特にそのような政府役人はいくらもいない。国民の生命という財産を気にかけておらず、「中国は人口が多いのだから何人か死んでも大したことはない」などと身の毛もよだつようなことを平気で言う。また、もし本当に「備えあれば憂いなし」を体現すれば、建築コストが高くなり、役人や企業経営者はうまい汁を吸えなくなるのだ。
われわれは先進文明に学ばなければならないとよく言ってきたが、本当に学ばなければならないことはまだまだたくさんある。良好な習慣や優れた国民性を育むことが、現代文明国家の建設に必要不可欠なのだ。(翻訳・編集/北田)
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