中国の鉱業界、環境保護に巨額投入へ=事故多発や環境破壊の汚名返上目指す―仏メディア

Record China    2013年7月17日(水) 8時10分

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15日、頻発する事故とともに深刻な環境破壊を続けてきた中国の鉱業界だが、現在は巨額を投じて安全性の向上や環境保護、生態系の修復に取り組んでいる。資料写真。

2013年7月15日、頻発する事故とともに深刻な環境破壊を続けてきた中国の鉱業界について、ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)中国語版は「現在は巨額を投じて安全性の向上や環境保護、生態系の修復に取り組んでいる」と報じた。

世界最大の石炭採掘国である中国では現在、年間35億トンの石炭を採掘している。この数量は、ドイツが最も石炭を採掘していた1950年代の年間採掘量の20倍以上に相当する。一方で、中国の鉱業界は多発する人身事故や環境破壊に関して常に大きな批判を受けてきた。

しかし、ドイツのボーフムGeorg Agricola技術専門学校のJuergen Kretschmann校長は「鉱業区の自然環境の回復のために、中国はすでに数十億ユーロ(約数千億円)を投じてきた」と語る。例えば、江蘇省徐州市にある古い鉱山地区では巨大な住宅エリアと工業パークがすでに完成し、さらに約2億5000万ユーロ(約325億円)を投じてこのエリアに世界最大規模の植栽・造林プロジェクトを展開する予定になっている。

同技術専門学校は、09年に中国側と科学技術センターを設立しており、センターを通じて鉱区労働者の安全や鉱山の沈下防止などだけでなく、自然環境回復の技術・情報も中国側に伝えてきた。こうした提携は中国だけでなくドイツ側にもメリットをもたらしており、ドイツ企業と中国企業との提携も進んでいる。(翻訳・編集/HA)

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