2013年7月8〜9日、中国内陸部の四川省各地は豪雨に見舞われた影響で3基の橋が崩落した。新快報が10日付で伝えた。

崩落したのは、同省綿竹市の「牛鼻子大橋」、「興隆拱星大橋」、江油市青蓮村の「盤江大橋」。うち、盤江大橋は9日午前11時50分頃、増水した河川により完全に押し流され、その際に車両5台が転落した。車両に乗っていた人のうち3人は救出されたが、6人が行方不明となっている。地元政府は警察や消防など各機関の幹部ら2000人以上を組織して対応、行方不明者の救助・捜索と進めると共に、綿陽市では緊急に橋梁の安全検査を実施した。

橋が崩落した際の目撃者は、「自分たちの車が橋を渡り終えてすぐ、ドーンという大きな音が響き渡り、振り返ると橋や通行中の車、バイクが見えなくなっていた。」と語る。

盤江大橋は1969年に完成、2008年の四川大地震後から補強工事が行われており、4日に開通したばかりだった。現地では7日夜から豪雨が続き、盤江大橋付近で観測した24時間の最大降雨量は289ミリ、3時間の最大降雨量が150ミリに達し、川が急激に増水していた。(翻訳・編集/碧海)