Record China 2013年7月10日(水) 6時30分
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7日、中国の習近平国家主席は汚職撲滅に本腰を入れて取り組んでいる姿を誇示するため、次々と省幹部クラスの汚職を摘発している。写真は習国家主席と王岐山・規律検査委書記。
2013年7月7日、米華字メディア・多維新聞によると、習近平(シー・ジンピン)中国国家主席が腐敗(汚職)撲滅に本腰を入れて取り組んでいる姿を誇示するため、次々と省幹部クラスの汚職を摘発している。
地位や権力の高低を問わず汚職政治家を摘発する意気込みを「ハエもトラも一緒にたたく」という言葉で宣言した習国家主席だが、深刻な政治腐敗に対する国民の不満は爆発寸前だ。中国共産党中央規律検査委員会は6日、広西チワン族自治区政治協商会議副主席の李達球(リー・ダーチウ)に重大な規律違反があるとして調査を開始したと発表。6月23日には郭永祥(グオ・ヨンシアン)元四川省副省長が、同30日には王素毅(ワン・スーイー)元内モンゴル自治区共産党統一戦線部部長が、同じく重大な規律違反の疑いで調査を受けており、李達球で3週連続の汚職摘発となる。また、昨年11月の十八大(中国共産党第18回全国代表大会)以降、当局の調査が入った政府高官は8人目だ。
李達球は広西チワン族自治区の出身で今年60歳。中国共産党の高級幹部を養成する党中央校大学を卒業したエリートで、自治区党委員や政協会議副主席、総工会(労働組合)主席などの要職に就いていた。重大な規律違反の内容については明らかにされていないが、インターネット上には「数十人いた愛人のうちの数人が当局に密告した」との噂が流れている。また、北京や海南省三亜市などに40軒の高級別荘を所有しているとの噂もある。
習近平氏の国家主席就任で腐敗撲滅に対する国民の期待は高く、今後さらに多くの汚職高官が当局の手で明らかにされる見込みだ。(翻訳・編集/本郷)
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