違法加工が横行する「ニワトリの脚」、46年前のものを使う業者も―広西チワン族自治区

Record China    2013年7月9日(火) 12時0分

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8日、中国の南方では夏になると、調味料や香辛料で加工されたニワトリの脚を夜食に食べる人が多くなる。ところが、違法に加工され、漂白剤づけにされたものが出回り問題となっている。資料写真。

2013年7月8日、中国の南方では夏になると、調味料や香辛料で加工されたニワトリの脚を夜食に食べる人が多くなる。ところが、違法に加工され、漂白剤づけにされたものが出回り問題となっている。広州日報が伝えた。

広西チワン族自治区防城港市はニワトリの脚の冷凍品密輸が頻繁に起きる場所で、2012年6月以来、現地ではニワトリの脚を密輸した案件を7件摘発している。摘発総額は実に2000万元(約3億2600万円)に達する

同市公安局の関係者によると、浙江省一帯から不法な業者が同市にニワトリの脚の冷凍品を持ち込み、出どころや生産日、消費期限など全くわからないものを違法に加工している。これらの密輸品は洗浄が不十分で細菌が大量に付着している。そのため違法業者は、国が食品加工において使用を禁止している、主に漂白剤や殺菌剤として使われる過酸化水素でニワトリの脚の汚れや細菌を取り除いている。違法加工業者は、1トン4000〜5000元(約6万5000〜8万1000円)でニワトリの足を仕入れ、加工後1トン2万元(約32万円)ほどで販売するという。

ニワトリの脚を過酸化水素に浸ける違法加工は同市だけでなく、同自治区の南寧市でも確認されている。今年5月に南寧市で摘発されたニワトリの脚の違法加工業者が保管していた、原材料であるニワトリの脚の中には、生産日が1967年と記載されたものもあった。(翻訳・編集/内山

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