エジプトの政変、中国の評価は二分―米華字メディア

Record China    2013年7月7日(日) 16時7分

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4日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「エジプトの政変、中国の評価は二分」を掲載した。中国官制メディアは「アラブの春からアラブの悪夢へ」と批判的に報じている。資料写真。

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2013年7月4日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「エジプトの政変、中国の評価は二分」を掲載した。

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民主選挙で選ばれたエジプト大統領がクーデターによって失脚した。このニュースは軍人の政治干渉を戒める西洋諸国にとっても悩みのタネだが、中国でもそれ以上に頭の痛い問題だ。

中国政府は現時点でエジプトの政変について正式な反応を見せていない。ただし人民日報旗下の新聞2紙が論評を掲載している。国際金融報は「軍が政治の中心に復帰、まさに“悪夢のような一幕”」と評した。環球時報は「アラブの春からアラブの悪夢へ、エジプトの混乱はさらに加速」とのタイトルで報じた。

中国中央電視台(CCTV)の評論はより直接的にエジプトの民主革命の失敗を批判している。「西洋式民主主義に転換するには2つの前提が必要となる。第一に経済の自由。第二に全国民がルールを守ること。道路の信号すら守れないような社会では民主主義のルールは簡単に覆されてしまう。経済が遅れた人口大国に西洋式民主主義を強要とするとどうなるのか、それが今のエジプトである」。

官製メディアの民主主義批判に中国ネットユーザーは興味深い反応を見せている。あるネットユーザーは次のような書き込みを残している。「エジプトの国民に聞いてみればいい。ムバラクの時代に戻りたいか、と。あるいはイラクの国民にフセインの時代に戻りたいか、ロシアの国民にスターリンの時代に戻りたいか、リビアの国民にカダフィの時代に戻りたいかと聞いてみればいい」。(翻訳・編集/KT)

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