2019年8月27日、香港のテレビ局・無線電視（TVB）がこのほど、約20人の社員を突然解雇したことについて、「逃亡犯条例」改正案への抗議活動にエールを送る韓国の俳優キム・ウィソンがインスタグラムを通じ、TVBに対して「恥知らず」と怒りの声を上げている。

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香港メディアの報道によると、約20人のTVB局社員が解雇されたのは今月23日のこと。所属先はさまざまで、中には高視聴率をマークした人気ドラマのコーディネーターも含まれている。

近年は中国寄りの姿勢から、中国国営テレビの中央電視台（CCTV）をもじって「CCTVB」などとやゆされているTVBだが、解雇された社員と思われる人物が25日、掲示板サイト「Lihkg.com」で事の詳細を報告。香港で続く「逃亡犯条例」改正案への抗議活動への参加や、これを支持する人の手で街中に登場した「レノンの壁」にメッセージを貼ったことが解雇の理由だと説明。さらにTVBについて、「すでに白色テロ（政治的弾圧）の渦中にある」とも記している。

映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」などで知られる俳優キム・ウィソンは今年6月以降、SNSを通じて香港での抗議活動にエールを送り続けている。27日、この「Lihkg.com」での報告文のスクリーンショットをインスタグラムに投稿し、さらに「恥知らず」とTVBに向けた怒りのメッセージを添えている。

キム・ウィソンの投稿は今回のものも含め、香港のありのままの現状を海外の人々に知ってもらうための有効的な手段として、「逃亡犯条例」改正案に反感を持つ香港の人々にも強く支持されている。（Mathilda）