日焼け止めと虫除けローションの併用は危険―中国メディア

Record China    2013年7月5日(金) 8時40分

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3日、日焼け止めと虫除けローションを併用すると成分間に化学反応が起こり、塗った人は、およそ10分後に睡眠・混迷状態に陥り、神経系中毒症状を呈する恐れがあるという。写真は北京市で日傘をかぶる観光客。

2013年7月3日、台湾に住む王さんは、日焼け止めローションを塗った上に虫除けローションを重ね塗りしたところ、なんと気絶してしまった。2つのローションに含まれる成分間に化学反応が起こり、塗った人は、およそ10分後に睡眠・混迷状態に陥り、神経系中毒症状を呈する恐れがあるという。中国中央テレビ局(CCTV)国際チャンネルが伝えた。

武漢市中心医院皮膚科主任の姚鵬(ヤオ・ポン)医師は、「虫除けローションと日焼け止めローションをそれぞれ単独で使用した場合、ごく稀に、それらの成分に過敏反応を起こし、接触性皮膚炎などの軽度の問題が起きることがある。だが、この2種類のローションを同時に使うと、化学反応が起こり、中毒症状を呈する危険性が高くなる」と指摘した。虫除けローションと日焼け止めローションに含まれる成分が混ざり合って化学反応が起きると、いくつかの新たな有毒化学物質が生じ、人体の健康に危険を及ぼし得るというのだ。

従って、日焼けと虫さされ、両方を予防したい場合は、それぞれのローションを一定の間隔をおいて使用しなければならない。肌に塗った物質を皮膚が吸収する割合は1%であるため、2種類のローションを30分の間隔を空けて塗れば、化学反応を起こし得る成分はかなり減少する。同時に塗った時に起きるほどの深刻な症状となる可能性はほぼ無くなる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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