100億元を投じた汚染源観測ネットワーク、たった数個のレンガでごまかしが可能―中国

Record China    2013年7月3日(水) 6時40分

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6月28日、南方都市報電子版は記事「100億元を投じた汚染源観測ネットワーク、たった数個のレンガでごまかしが可能」を掲載した。写真は6月、江西省、豪雨の後の道路。下水道に捨てられた工場の廃油が逆流し、道路が奇怪な色に染まった。

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2013年6月28日、南方都市報電子版は記事「100億元を投じた汚染源観測ネットワーク、たった数個のレンガでごまかしが可能」を掲載した。

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中国は100億元(約1600億円)を投じ、6年の歳月を費やして汚染源観測ネットワークを構築した。2013年6月時点で、全国1万3590カ所の汚染源がネットワークに組み込まれている。ところがいともたやすくこの観測ネットワークをごまかせることが明らかになってしまった。

中国環境保護部核安全総エンジニアの陸新源(ルー・シンユエン)氏によると、2010年に最初のごまかしが見つかってからというもの、企業側がデータごまかしの手段を次々と開発していることが明らかになっている。

観測機器を改造し取得値を引き下げる、データ送信前に数値を改ざんするというハイテク手法もあれば、機器がデータを取得するタイミングを見計らって排気ガスや汚水にきれいな気体や水を混ぜる、別の排出口を作って観測機器を避けて排出するというローテク手段もある。さらにもっと簡単な手法もある。検出器の下にレンガを起き位置を高くするだけで、排水の水位が低いように見せかけられる。(翻訳・編集/KT)

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