Record China 2013年6月27日(木) 15時0分
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26日、天宮1号は2年間の設計寿命を迎えている。写真は天宮1号で行われた宇宙授業。
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2013年6月26日、有人宇宙船「神舟10号」との別れは、ドッキング目標機「天宮1号」がその使命を完遂したことを意味する。天宮1号は現在までに軌道上で635日間に渡り安全運行しており、6人の宇宙飛行士を迎えて宇宙科学実験・技術試験を実施し、豊富な成果を獲得した。京華時報が伝えた。
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神舟10号との分離後、天宮1号は再び長期運行軌道に戻った。天宮1号はすでに2年間の設計寿命の末期を迎えており、専門家は「状態が良好なため、設計寿命を超えても任務を続け、軌道上でさまざまな実験を行う可能性があるが、宇宙飛行士を迎えることはない」と指摘した。
また、「中国は今後、宇宙実験室の天宮2号を打ち上げ、天宮1号と同時に宇宙空間を飛行することになる。天宮1号は寿命が尽きてから、指令を受け地球に落下する。大気圏で燃え尽きるか、海に落下するため、宇宙ゴミになることもなく、地上に危険をもたらすこともない」と説明した。
□天宮の活躍
●2011年9月29日午後9時16分(現地時間=以下同)、打ち上げ成功
天宮1号は軌道上を飛行している中国最大の宇宙機で、実験モジュールと資源モジュールに分かれる。全長は10.4m、最大直径は3.35m、離陸重量は約8.5トン、設計寿命は2年。
天宮1号の主な任務は、宇宙ドッキング実験の目標機、および長期間の無人軌道運行、短期間の有人宇宙実験のプラットフォームになり、宇宙科学実験・宇宙医学実験・宇宙技術実験を実施すること。
●2011年11月3日1時36分、初のドッキング
天宮1号は神舟8号を迎え、中国初の宇宙ドッキングを成功させた。神舟8号は無人宇宙船で、天宮1号と12日間に渡り合体飛行し、そして2回のドッキング実験を実施し、2日間飛行してから分離した。
初のドッキングの成功は、中国がドッキング技術を収得したことを意味する。
●2012年6月18日午後5時6分、初の宇宙飛行士を迎える
中国初の宇宙機である天宮1号は、打ち上げから262日後に初の乗客を迎えた。神舟9号は昨年6月、宇宙飛行士の景海鵬(ジン・ハイポン)氏、劉旺(リウ・ワン)氏、劉洋(リウ・ヤン)氏を乗せて天宮1号に向かった。
天宮1号は6月18日、神舟9号とドッキングした。3人の宇宙飛行士は、初めて「宇宙の部屋」を使用した。
●2012年6月24日12時55分、初の手動ドッキング
地球上から300km余り離れた宇宙空間で、ドッキングから6日間を経た神舟9号と天宮1号がゆっくりと分離した。神舟9号は自動制御により、140m離れた位置で停止した。宇宙飛行士の劉旺氏は12時38分に、宇宙船の操縦を開始した。12時55分、天宮1号と神舟9号は再び合体し、中国初の手動ドッキングが成功を収めた。
●2013年6月20日10時11分、初の宇宙授業
宇宙飛行士の聶海勝(ニエ・ハイション)氏、張暁光(ジャン・シャオグアン)氏、王亜平(ワン・ヤーピン)氏は6月20日、天宮1号を中国最高の教室に変えた。午前10時過ぎ、神舟10号の宇宙飛行士は全国の青少年に向け、40分間の宇宙授業を行った。全国の8万校の中学・高校、6000万人の教師・生徒が、ラジオ・テレビ・インターネットの生放送により、授業を視聴した。女性宇宙飛行士の王氏が、この神秘的な宇宙授業の講師を務めた。(提供/人民網日本語版・翻訳/ YF・編集/武藤)
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