Record China 2019年8月12日(月) 12時20分
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中国旅遊研究院などの調べによると、2019年上半期(1-6月)に海外旅行をした中国人は前年同期比14%増の8129万人だった。通年では前年比12%増の1億6800万人になる見込みという。
中国旅遊研究院と大手ネット旅行会社の携程(シートリップ)、旅行情報サイト馬蜂窩の共同調査によるリポートによると、2019年上半期(1-6月)に海外旅行をした中国人は前年同期比14%増の8129万人だった。通年では前年比12%増の1億6800万人になる見込みという。人民日報海外版が2019年8月10日付で伝えた。
記事は、海外旅行をする中国人が安定して増えている理由として、経済成長が続いていること、1人当たりの可処分所得が増加していること、交通が便利でスピードが速くなり、ビザ手続きや支払いが(電子決済の普及などで)便利になっているなど、多くの要因を紹介した。
「交通が便利・快速」になったことについては、中国の国内空港と海外の空港を結ぶ路線が、18年には255路線増えて、1251路線になった。中国の航空会社は、65カ国・165都市と自国を結ぶ定期路線を就航させている。
ビザについては、5月2日時点で中国と146カ国が、さまざまな形のビザ免除の協定を結んだ。最近では、カタール、ベラルーシ、チリ、ミャンマー、ボツワナ、ジンバブエなどが、中国人がビザなしで旅行できる協定を結んだ。欧州や南アメリカの国も次々に、ビザ発給までの時間を短縮したり、マルチビザの発給を認めるなどしているという。
記事によると、中国人が多く訪れる海外旅行(香港・マカオ・台湾を含む)の目的地の第1から15位までは順に、香港、マカオ、タイ、日本、ベトナム、韓国、米国、台湾、シンガポール、マレーシア、カンボジア、ロシア、インドネシア、オーストラリア、フィリピン。
欧州も人気が出ており、今年上半期に欧州を訪れた人は前年同期比7.4%増の延べ300万人で、とくに東欧を訪れた人は同20%増と、急速な伸びを見せたという。(翻訳・編集/如月隼人)
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