Record China 2013年6月23日(日) 23時56分
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20日、中国と韓国では同じ漢字でも意味が異なる場合があり、これが中韓両国の感情的衝突を引き起こす原因の1つになっていると韓国紙は指摘する。写真は上海で開催された端午節の祭り。
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2013年6月20日、韓国紙・文化日報は「韓中間の誤解が引き起こしたばかげた事件」と題した記事を掲載した。22日付で環球時報(電子版)が伝えた。
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6月12日は中国の伝統的な祭り・端午節であった。05年、韓国が「江陵端午祭」をユネスコ世界無形文化遺産に申請した際、中国人は「韓国が中国起源の端午節を盗んだ」として、韓国を「文化泥棒」と激しく非難した。同時に中国国内では「中国は自国の伝統的祭りをないがしろにしている」との批判の声が上がったため、中国政府は06年5月に端午節を国家文化遺産に正式登録し、08年1月には端午節を法定祝日に定めた。
問題は、韓国の「江陵端午祭」と中国の「端午節」は全くの別物だという点にある。韓国の「江陵端午祭」が「春の耕作の時期に、天に豊作を願った祭祀活動」であるのに対して、中国の「端午節」は愛国詩人・屈原を記念する伝統行事だ。このため、韓国では中国のように端午祭で粽(チマキ)を食べることもなければ、ドラゴンボート・レースなどの行事も行わない。中国側の猛反発は、同じ「端午」という漢字が使われたことから生じた誤解によるものだ。
11年10月、韓国の海上警察が不法操業をしていた中国漁船3隻を拿捕した際、中国外交部(外務省)は「希望韓国方文明執法(韓国側に法にのっとった正しい処理を希望する)」と表明。韓国のネットユーザーは「文明」の文字に対し、「中国は韓国を非文明国家だと思っているのか?」と猛反発した。しかし、ここで使われた中国語の「文明」は「正しい処理」「善処」の意味だ。
韓国と中国では、同じ漢字でも意味が異なる場合がある。この違いが両者の想像を超えた誤解や歪曲を生じさせ、お互いの感情を傷つけることも。こうした誤解を回避するためには、相互理解と包容力が両者に必要だ。(翻訳・編集/本郷)
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