カスペルスキー・ラボが大規模スパイ網発見、中国人ハッカーか―露メディア

Record China    2013年6月7日(金) 11時23分

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5日、露カスペルスキー・ラボは大規模な国際スパイネットワークを発見したことを発表した。攻撃に関わっているのは50人ほどで、大半が中国語を母語としているという。資料写真。

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2013年6月6日、環球時報によると、セキュリティーソフト「カスペルスキー」の開発元であるロシアのカスペルスキー・ラボが5日、大規模な国際スパイネットワークを発見したことを発表した。専門家の間からは中国人ハッカー(クラッカー)ではないかとの見方も出ているが、中国政府とは無関係だという。

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ロシアのザ・モーニング・ニュース紙が伝えたところによれば、このスパイネットワークは40以上の国や地域でスパイ活動を行っており、350以上のシステムが攻撃を受けている。専門家はこのネットワークを「ネットトラベラー」と呼んでおり、攻撃対象は政府機関や大使館、研究所、軍事組織、石油会社など。

このスパイネットワークは2004年からマルウェアを使って活動を開始し、2010年から現在まで攻撃を活発にしている。目下、不正アクセスの対象となっているのは宇宙探査やナノテク、原子物理学、医療・医薬品、石油開発、電気通信などの分野で、被害が最も多いのはモンゴルで、ロシア、インドがこれに続く。攻撃が最も多い国はカザフスタン、キルギルタン、中国、タジキスタン、韓国、スペイン、ドイツだという。

このスパイネットワークで注目されているのは“国籍”で、攻撃に関わっているのは50人ほど、英語をほどほどに使うが、大半が中国語を母語としているとロシアの専門家は指摘しているが、「ネットトラベラー」はビジネス目的以外にはサイバー攻撃を行っていないという。(翻訳・編集/岡田)

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