Record China 2019年7月18日(木) 10時40分
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スティルウェル米国務次官補が17日、ソウルで康京和外相らと会談した後に記者に対して語った内容について、日本と韓国の主要メディアで報じ方に微妙なずれがあるようだ。資料写真。
スティルウェル米国務次官補が17日、ソウルで康京和(カン・ギョンファ)外相らと会談した後に記者に対して語った内容について、日本と韓国の主要メディアで報じ方に微妙なずれがあるようだ。
スティルウェル氏は、日韓の対立について「米国は解決に向けた努力を支援する」とする一方、「基本的には日本と韓国がこの敏感な問題を解決すべきで、早急に解決策を探ってほしい」との認識を示した。
この発言について、産経新聞が「文政権版の対米“告げ口外交”振るわず 仲介の確約取れず」、毎日新聞が「スティルウェル米国務次官補 日韓関係仲介、示さず ソウルで会談」との見出しで米国の仲介を否定的に伝えたのに対し、韓国・聯合ニュースは「米次官補『韓日対立の解決努力支援』」、中央日報は「米国務省次官補『韓日問題の解決を支援、早急に解決法を探ってほしい』」と報じた。記事本文で「基本的に日本と韓国が解決すべき」との部分は伝えているものの、「米国の支援」を強調した形だ。
韓国の報道では、スティルウェル氏と会談した尹淳九(ユン・スング)外務次官補と金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長がそれぞれ、「スティルウェル氏は米国も対話の再開を通じ、問題解決を支援するよう努力していくと話した」「韓国の立場を詳しく説明した。スティルウェル氏はこの問題の深刻さを十分に理解した」と述べたことも伝えられている。
なお、NHKの報道を基にした中国メディアの海外網の記事は「日韓輸出管理問題がこじれる、米国:自分たちで解決せよ」と伝えたのに対し、聯合ニュースの報道を基にした米華字メディアの多維新聞は「米国務次官補:日韓の問題の解決を全力で支援」と伝えている。(翻訳・編集/北田)
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