各国首脳とダライ・ラマ14世の会談、中国の強行な外交手段による反対は効果ない―ドイツメディア

Record China    2013年6月3日(月) 15時33分

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1日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、各国政府首脳とダライ・ラマ14世との接触に対し、強硬な外交手段を使って反対する中国政府のやり方は、効果がないだけでなく、世界からの同意も得られないだろうと報じた。写真はチベット。

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2013年6月1日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、各国政府首脳とダライ・ラマ14世との接触に対し、強硬な外交手段を使って反対する中国政府のやり方は、効果がないだけでなく、世界からの同意も得られないだろうと報じた。

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ダライ・ラマ14世が5月下旬にオーストリアを訪問し、同国のファイマン首相と会談したことは、中国政府の強烈な不満を引き起こした。オーストリア紙Die Presseは「藤のつるを振るう中国の外交政策」と題する記事を掲載し、「中国政府は隣国並びに欧州各国とダライ・ラマ14世の接触に反対しているが、結果はその反対になっている」と報じた。

記事は「中国は改革開放以来、経済分野において驚異的な成長を遂げ、数千万人もの国民を貧困から救出した。しかし、巨大な経済的成功の背後にある暗黒面に関して一時的に触れなかったことは、国際社会で粗暴な振る舞いを行える理由を中国政府が有していると確信することを意味しない」とし、「中国が過去数年間にわたって実施してきた強硬な外交手段は隣国のほとんどすべてを悩ませ、中国の軍事力の絶えざる増強は太平洋などの地域を不安に陥れている」と主張した。

中国政府は過去数年間、西側の政治家がダライ・ラマ14世と“中国政府の許可なく”会談することに対し、懲罰の度合いを増加させてきた。ただし、米国大統領はその対象に含んでおらず、その理由は中国にまだそう対応するだけの度胸が備わっていないからである。

中国政府がチベットに多くの資源を投入し、現在も継続していることに対して反論の余地はない。しかし、金銭とインフラ整備だけでは人心を得られず、粗暴で道理をわきまえない行為は文明世界の人々の同意を得られないことを中国人ははっきりと認識すべきである。(翻訳・編集/HA)

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