Record China 2013年5月31日(金) 19時23分
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30日、米コーヒーチェーン大手スターバックスが香港の中心部に構える店舗で、トイレ内の蛇口からとった水道水を使ってコーヒーを淹れ、客に提供していた事実が判明し、地元客の怒りを呼んでいる。
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2013年5月30日、米コーヒーチェーン大手スターバックスが香港の中心部に構える店舗で、トイレ内の蛇口からとった水道水を使ってコーヒーを淹れ、客に提供していた事実が判明し、地元客の怒りを呼んでいる。仏AFP通信の報道を中国ネットが伝えた。
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香港島の中心部に位置する中国銀行タワー(中国銀行香港本店)に入居するこの店舗。2011年10月の開業以来、1日あたり4回ほどこの蛇口から飲用水をとっていたという。ごていねいにも、この蛇口には「スターバックス専用」とするプレートが掲示してあった。地元紙・アップルデイリーはこの証拠写真を掲載しているが、トイレ内はお世辞にもきれいとは言いがたく、壁面に取りつけた蛇口からわずか数メートルの位置に男性用小便器が設置してある。
殺到する顧客のクレームや報道を受けて、スターバックス広報は「店内に水道設備がなく、店舗から最も近い蛇口を利用するしかなかった」として、報道内容を事実と認めた。ただし、この蛇口の水は飲用水として使用できるものであり、水を運んで貯蓄するためのタンクも定期的に消毒を行っており、さらに水自体もろ過してから使用していると説明し、衛生的には問題なかったとの見解を示した。24日からは、水道水にかわってウォーターサーバーの蒸留水を使用しているという。将来的に使用する水源については現在検討中。また、香港の別の支店でこのようなケースはないと断言している。
香港の衛生関連当局は、トイレ内の蛇口からとった水を使い、コーヒーとして客に提供することについて、「関連法規に違反しており、ただちに処分を検討する」としている。また、香港商品・飲料協会の責任者は「たとえどんなに清潔に保たれたトイレであったとしても、狭く閉鎖された空間であるゆえ、そこからとった水を食品や飲料に加工して使用することは受け入れがたい」としている。地元市民らは「まさか香港で、まさかスタバでこんなことがあるなんて!」と驚きの声を隠さない。(翻訳・編集/愛玉)
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