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「歴史をめぐる争いで日本は敗れる運命」、中国紙が社説で痛烈に批判―中国メディア

Record China    2013年5月28日(火) 9時54分

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27日、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、日本とアジア諸国の歴史をめぐる争いに関する社説を掲載し、日本を痛烈に批判した。写真は江蘇省南京市にある南京大虐殺記念館。

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2013年5月27日、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、日本とアジア諸国の歴史をめぐる争いに関する社説を掲載し、日本を痛烈に批判した。以下はその内容。

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ドイツ訪問中の中国の李克強(リー・カーチアン)総理はポツダム会談会場跡地で談話を発表し、ポツダム宣言第8条の内容について、日本は中国から盗み取った東北部や台湾等の島嶼を返還しなければならないということだと強調した。また「これは数千万人の命と引き換えに得た勝利の成果であり、第2次大戦後の平和秩序を構成する重要な一部であり、その破壊と否認は許されない」と指摘した。

第2次大戦の結果に対する日本の反発、および歴史を否定しようとする日本の右翼と政府のきりがない挑発を誰しもが自ずと連想する指摘だ。中韓などアジア諸国の人々は特に「同じ第2次大戦のファシズム敗戦国でありながら、ドイツの反省は相当真剣なのに、日本は歴史の評価を覆そうと絶えず思案している。このような大きな落差は、アジア人の不幸だ」と感じている。

だが中国には確信がある。日本はどんなに騒ごうとも、必ずや歴史をめぐるこの「持久戦」の敗者となる。日本人が長く騒げば騒ぐほど、人々の視線は当時の日本軍国主義の細部に向けられ、世界の人々は日本のアジア侵略の残虐さをより多く目にすることとなる。それ以外の結果はあり得ない。

第2次大戦の評価を覆そうとするのは、日本にとって最も愚かな事だ。南京大虐殺の史実の否定、韓国や中国の慰安婦に対する蹂躙の美化が、国際世論の同情と支持を得ることはあり得ない。日本の高官による絶え間ない靖国神社参拝という滑稽な行動は、日本の政界がおかしな力とムードに占拠されていることを世界に示すだけだ。

釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題は表面だけ見ると無人島の帰属をめぐる日中間の争いだが、これも第2次大戦の結果に対する日本の姿勢を反映している。中国がその原因を世界に明確に語りさえすれば、国際世論はこの件の性質への認識を改める。

これまで日本が繰り返し挑発する歴史をめぐる争いに対して、中国は控え目に対処し、日中友好の大局をできるかぎり守ってきた。だが今や中国は物事を全てさらけ出し、暴き出し、日本と正面切って力比べをして歴史の是非をはっきりさせることで、北東アジアに正義を広める決意をした。中韓などアジア諸国と日本との「歴史をめぐる争い」の状況には必ずや根本的な転換が生じる。

日本は明治維新後、一貫してアジア最大の侵略戦争の源であった。現在中国が日本との間に抱える争いは1つ残らず日本による侵略の歴史と関係する。これらは全て日本による侵略が徹底的に清算されていない事の後遺症だ。中国は断固として問題の根源に遡り、日本の過激な民族主義の原形を暴き出すべきである。

第2次大戦の結果を守るうえで、感情と利益が通じ合っているのは中韓だけではない。ロシアも中国の同盟者となりうる。たとえしばしば日本に肩入れしている米国でも、公然と日本とぐるになるのは困難だ。中国にとってこれは、対外闘争において最も容易に道徳的に圧倒的優位に立つことのできる分野だろう。

歴史をめぐる争いにおいて日本を心から承服させることは不可能だ。日本の頑迷さと非を認めない程度は、中国のかつての予測を遙かに上回っている。だが中国が断固たる対処をすればするほど、過激主義の日本での台頭を抑え込むことができるし、世界が日中紛争の深層的原因を真剣に見極め、日本の「センチメンタリズム」に騙されないようにすることも可能になる。

歴史をめぐる争いはすでに日中の戦略的摩擦の1つの方法となっており、全体的に見て中国にとって有利だ。日本は自らの愚かさによって全く先行きのない対立を選択した。日本は良からぬ精神構造、および世界公認の正しい道理と自然の摂理への敵対を露呈した。日本のこの行動によって中国にもたらす面倒と傷は小さい。日中がこのようにもう10数年争えば、中国はさらに成熟し、強大化し、日本は坂道をどんどん滑り落ちていく。

李克強総理のポツダムでの談話は国際世論の記憶に長くとどまり、東アジアの歴史と現実に対する世界の認識にも計り知れない影響を及ぼすに違いない。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)

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