平均寿命81.7歳、日本人男性の長寿の理由を分析―中国メディア

Record China    2013年5月23日(木) 7時0分

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21日、環球網の報道によると、WHOは今月15日にスイスのジュネーブで「世界保健統計2013」を発表した。これによると、日本、スイス、サンマリノの3カ国の平均寿命が83歳となり第1位となった。写真は江西省南昌市の公園でくつろぐ老人。

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2013年5月21日、環球網の報道によると、世界保健機関(WHO)は今月15日にスイスのジュネーブで「世界保健統計2013」を発表した。これによると、日本、スイス、サンマリノの3カ国の平均寿命が83歳となり第1位となった。中国人の平均寿命は2011年に76歳に達しており、同じ発展途上国の平均だけでなく、一部の欧州諸国の平均をも上回った。

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日本の男性では、横浜が最も長寿の地域となった。当地域の男性の平均寿命は81.7歳に達している。横浜は日本国内の長寿番付では、これまで第3位にランクインしたのが最高だったが、最近の調査結果で一躍トップに躍り出た。開放的な港町の横浜が1位になった今回の調査結果は、「山村でのんびりと暮らしている人が長寿になる」というこれまでの常識を覆した。東京大学学者の分析によると、(1)老人が参加できる社会文化イベントが多い(2)居住環境が良い(3)医療環境が整っている、などが男性の長寿の要因に挙げられるというが、実は日本にはこのほかにも多くの要因が存在する。いったいそれが何かをここで分析してみよう。

1.恵まれた環境

(1)自然環境:日本は海洋性気候に属するため、四季がはっきりしている。海岸沿いの空気は新鮮で、清らかで上質な水資源があるため、汚染されていない動・植物を育てることができる。それにより、人々は汚染されていない食物を口にすることができる。恵まれた自然生態環境が日本人の健康と長寿を促進している。

(2)社会環境:日本の社会保障制度は比較的整っている。高齢者問題が社会全体の注目を集めると、日本はその後速やかに「老人保健法」や「老人福祉法」などの高齢者の人権を保護する法律・条例を制定した。これにより高齢者は基本的に安心して晩年を過ごすことができるようになった。

2.豊富な飲食物

(1)豊富な海鮮物:日本の長寿村の多くは海岸沿いに位置する。こういった地域ではいつでも多種多様な新鮮な海鮮物を食べることができる。

(2)塩分控えめで高蛋白質の家庭料理:日本人はさっぱりした味つけの料理を食べることを好む。所謂、塩分控えめ、高蛋白質な食物だ。こういった飲食習慣は世界でも科学的で合理的、衛生的な飲食習慣として認められている。例えば日本人が塩分控えめの漬物を好むのは中国とは大きく異なる。これらは、塩分控えめのほかにも、発酵時間も短く、消化の促進を助ける。

3.精神衛生の研究

(1)精神的支柱となった大和魂:中国の伝統的文化の影響を長らく受けていたことで、中国古代の思想家・教育家孔子の「論語」の教えである「和を以って尊し」を日本人は自らのものとして深く吸収した。こうして、「和」は社会におけるすべての交際の原則となり、「大和魂」は日本民族の魂となった。

(2)素養を重んじる:日本は一貫して素養を重んじる伝統があり、教育レベルの上昇とともに、国民の素養も大幅に高まった。日本人には「人に迷惑をかけない」という有名な口癖があり、これが日本人全体の生活規範となっている。社会全体が「職責を全うし、仕事に全力で打ち込む」の精神をモットーとし、「噂話に耳を傾けず、人の悪口を言わない。常に誠実であれ」という生き方を示した格言は国民全体に知れ渡っている。これらは精神的な養生にも繋がっており、国民の発展や国民の健康・長寿にもプラスに作用している。

4.運動の重視

(1)体力増強のために運動:日本の国民は一般的に身体を鍛えることを重視している。これは将来、大会でメダルを獲るといったためではなく、国家の経済を発展させ、国力を強くするために、各自の身体を鍛えて丈夫にすることを目的とする。

(2)高齢者は老いることを認めず、運動をする:国民の体力を向上させるという共通意識や精神を持っているため、 いずれの日本人も体力を維持するという意識を持ち、ある程度の努力を行っている。日本の高齢者は一般的に老いることを認めたがらないために、常に自主的にチームを組んで各種の球技大会などのイベントを行っている。また、日本の高齢者は旅行が好きで、特に温泉に入ることを好む。温泉旅行は日本の最も大衆的な運動の一種であるといえよう。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/内山)

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