影響力強める中国を米国がけん制、「ミャンマーの春」をきっかけに―露メディア

Record China    2013年5月21日(火) 15時43分

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20日、中国が進めている「真珠の首飾り戦略」における「真珠」のひとつであるミャンマーを米国が押さえようとしている。資料写真。

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2013年5月20日、環球時報(電子版)によると、中国が進めている「真珠の首飾り戦略」における「真珠」のひとつであるミャンマーを米国が押さえようとしていると、ロシアの国際ラジオ放送ボイス・オブ・ロシア(VOR)が伝えた。ミャンマーのテイン・セイン大統領は20日、ホワイトハウスで米オバマ大統領と会談したが、ミャンマーの首脳が米国を訪れるのは47年ぶり。

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ミャンマーの大統領事務室主任は「今回の訪問は米国政府の『ミャンマーの春』に対する支持を意味している」とメディアの取材に話しており、米ホワイトハウス報道官もオバマ大統領は民主化が加速するミャンマーの人々に経済的なチャンスを与えるとともに、米国にどのような手助けが出来るかを話し合うとしている。

中国の海上交通路戦略である「真珠の首飾り戦略」にとってミャンマーは重要な中継国だが、米国は2011年以降「アジア回帰」を政策とし、アジア地域で高まる中国の影響力を抑止することを重要な戦略目的としてきた。

専門家は、米国が人権を持ち出すのはより重要な政治的目的を隠すためで、その目的のひとつはミャンマーを中国の影響から離脱させることにあると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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