Record China 2019年6月28日(金) 15時50分
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26日、新浪軍事は、中国が新型のDF-17ミサイルの発射実験をすでに複数回実施しており、就役すれば世界最強の性能を誇る弾道ミサイルになると海外メディアが報じていることを伝えた。写真はDF-17ミサイル。
新浪軍事は26日付の記事で、海外メディアが「中国が新型のDF-17ミサイルの発射実験をすでに複数回実施しており、就役すれば世界最強の性能を誇る弾道ミサイルになる」と報じていることを伝えた。
記事は海外メディアの報道として、DF-17に関する情報を紹介。「中国は近ごろすでに複数回にわたりDF-17の発射実験を済ませた」としたうえで、DF-16Bをベースとした射程距離1800~2500キロのミサイルで全過程のモニタリング制御が可能、ミサイルには極超音速滑空機の設計が採用されており、高度6万メートルでの極超音速飛行を実現するほか、空気動力が複雑化する大気圏やその縁を滑空することで対ミサイル兵器による迎撃を不可能にする、などとしている。
また、DF-17の極超音速滑空機は弾道ミサイルのロケット動力が滑空に必要な速度まで上昇するアシストを行うこと、下降段階に近づくとブースターなどを切り離し、自らの小型ロケットエンジンで弾道を変化させながら滑空に入ることから、広く用いられている既存技術の応用で簡単かつ低コストで造ることができると説明した。
その一方で、「滑空機の気流制御レベルは世界最先端とみなされており、わずかなずれで大きく目標を外すばかりか自らの構造に大きなダメージを与えかねない極超音速飛行における精密な気流制御を実現した」とも伝えられている。また、「機動性にも富んでおり、先進的な迎撃システムをかわすとともに、地上から発信される敵の情報に基づきフレキシブルに動くことができる」との情報を紹介した。
記事はさらに、DF-17について「世界で初めて就役する極超音速滑空機弾道ミサイルとなる可能性が非常に高く、2020年前後に量産体制に入る」との海外メディアの予測を伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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