Record China 2013年5月15日(水) 17時59分
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15日、申駐日韓国大使は日本記者クラブで記者会見し、「日本は過去の歴史的事実を直視することが必要である」と指摘した上で、閣僚の靖国神社参拝や日本のかつての侵略行為を謝罪した「村山談話」を修正する動きを批判した。
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2013年5月15日、申●(王ヘンに玉)秀駐日韓国大使は日本記者クラブで記者会見し、「日本は過去の歴史的事実を直視することが必要である」と指摘した上で、閣僚の靖国神社参拝や日本のかつての侵略行為を謝罪した「村山談話」を修正する動きを批判した。
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申駐日韓国大使の発言要旨は次の通り。
日本の過去の侵略行為を謝罪し、歴代の内閣が踏襲してきた「村山談話」を修正する動きに対し、韓国政府は強く反対している。歴史認識については、韓国、日本、中国3カ国で共通教科書を作り、19〜20世紀に北東アジアで何が起きたかを若い人たちに教えるべきだ。
日韓関係は厳しい状況にあるが、(1)国民レベルの交流促進、(2)経済関係の拡大、(3)戦略的な相互協力―を推進していくことが重要だ。特に大学生など若者の交流が相互理解に役に立つ。政治家もポピュリズムに陥ることなく緊密な交流を続けていく必要がある。
北朝鮮の挑発的な行動により北東アジアにおける安全保障面での脅威が増している。韓国は、日本、米国と連携するとともに、中国、ロシアからも建設的な協力を得ている。特にアジアで台頭する中国にステークホルダー(利害関係者)としての役割を果たすよう求めていきたい。
日本は過去の歴史的事実を直視することが必要である。国民の理解は「誠意」と「信頼」が出発点だが、これは国家間にも当てはまる。日本の閣僚の靖国神社参拝はこの関係を一方的にそぐものだ。
日本の過去の侵略行為を謝罪し、歴代の内閣が踏襲してきた「村山談話」を修正する動きに対し、韓国政府は強く反対している。歴史認識については、韓国、日本、中国3カ国で共通教科書を作り、19〜20世紀に北東アジアで何が起きたかを若い人たちに教えるべきだ)
日本維新の会・橋下共同代表が、旧日本軍の従軍慰安婦について「当時の状況の下では軍の規律を守るために必要だった」との認識を示したことについて、女性の人権や尊厳を踏みにじる発言であり、失望感を覚える。日本社会の反応に対しても関心を持っているが、一般国民とはかい離した考え方だと思う。(取材・編集/HY)
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