2013年5月12日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、フィリピン船が台湾漁船に発砲し漁民1人が死亡した事件について、中国共産党機関紙・人民日報と同紙傘下の国際情報紙・環球時報が11日、フィリピンの横暴を激しく非難するとともに、フィリピンは台湾に謝罪と賠償を行うべきだとする記事を掲載した。

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人民日報は事件をうやむやにしてはならないと指摘し、フィリピンの野蛮な行為を非難。境界が明確でない海域を我が物顔にし、台湾同胞の漁業権益を侵害するフィリピンの国際法に反する行為は絶対に許し難いとしている。

環球時報は事件に関して、フィリピンは台湾に対して正式に謝罪し、賠償を行うべきだと指摘。また、中国はフィリピンに警告を行って台湾漁民を殺害したことの深刻さを認識させるべきだとするとともに、事件が発生した海域以外の問題となっている海域でもより多くの漁船を組織して操業させたり軍艦を派遣したりするなど、行動をもってフィリピンを牽制すべきだと主張。フィリピンの軍艦が出てくれば断固とした態度で応じるべきだとしている。（翻訳・編集/岡田）