18歳の若さでサッカー日本代表に選出され、このほどスペインの名門レアル・マドリードへの移籍が発表された久保建英が、中国でもにわかに注目を集めている。

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中国のサッカーメディア・虎撲足球は15日、FCバルセロナの下部組織で育った久保が、ライバルチームであるレアル・マドリードに移籍することが決まったと報じた。また、新華社は「日本のメッシがレアルへ」と題する記事で移籍を伝えたほか、鳳凰体育はスペイン紙の記事を引用して「久保の代理人はバルセロナに対し、トップチームのEU圏外枠を久保のために空けるよう求めた」とし、バルセロナがこれに難色を示したと交渉の経緯を伝えた。

一方、久保を獲得したレアル・マドリードの中国版ツイッター・微博（ウェイボー）公式アカウントは移籍が報じられた14日に「レアル・マドリードはFC東京と合意に達した。久保建英がレアル・マドリードのカスティーリャ（リザーブチーム。今季はスペイン3部）に加わる。レアルは君を歓迎する！」とツイート。さらに、そのおよそ30分後には、久保のJリーグや各年代の代表でのプレーをまとめた3分間の動画を掲載し、「日本から来た『キャプテン翼』、18歳ですでに代表戦に出場。ようこそ、久保建英！」とつぶやいた。

歓迎ムードは中国のレアル・マドリードファンの間でも高まり、「バルセロナのカンテラ（下部組織）にいた日本のメッシだ。うれしいサプライズ」「ようこそ」「これは称賛。頑張れ」「バルセロナから強奪。気分が良い」「これで頭角を現したら、レアル・マドリードの日本での影響力がますます高まる」「レアルには中井卓大（レアル・マドリードの下部組織に所属）もいる。トップチームで同時出場もあるかも」といったコメントが寄せられた。

その他のユーザーからも「ちっちゃいころの動画が話題のあの彼か」「プレースタイルは本当にメッシに似ている」「日本がまたアジアを制覇」「本当にうらやましい。日本では有望な若手が次から次へとあふれ出てくる」といった声が上がったほか、「キャプテン翼」の主人公・大空翼になぞらえるコメントも複数見られた。

久保は日本代表メンバーとして南米選手権（ブラジル）に出場。日本時間18日にチリとの初戦に臨む。（翻訳・編集/北田）