Record China 2013年5月8日(水) 1時53分
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6日、米紙はこのほど、「中国のソフトパワーに新たな武器が加わった。国産高級車だ」と報じた。写真は中国の国産車「紅旗」。
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2013年5月6日、環球時報によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は5日付記事で「中国のソフトパワーに新たな武器が加わった。国産高級車だ」と報じた。
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中国政府はこのほど、太平洋の島国フィジーに中国の国産車「紅旗」20台、230万ドル(約2億2700万円)相当を寄贈した。首都スバで催された式典でフィジーのバイニマラマ首相は、太っ腹で時宜にかなった贈り物だと述べた。フィジーが来週主催するG77初のハイレベル会議で、これらの車は早速活用される。
フィジーは1975年に南太平洋の島嶼国で初めて中国と国交を結び、以来中国と友好関係にある。紅旗は政治とも無縁ではない。1958年に生産が開始された紅旗は毛沢東時代と改革開放初期の中国のパワーの代名詞と呼ぶことができ、最高指導者や外国政府要人の送迎に用いられた。
第一汽車は石油ショック後の1981年に生産を停止し、1995年に生産を再開。現在最新のH7を製造し、中国高級車市場のシェア獲得に努めている。第一汽車はウェブサイトで「紅旗H7は中国ハイエンド車市場の外国勢による独占が『一挙に打破される』であろうことを意味する」との声明を出した。
だが紅旗の販売台数は現在も多くなく、その品質とアフターサービスが疑問視され続けている。だが政府が公用車について過去10年来のアウディその他外国車の使用を止め、国産車へシフトしたことで、紅旗の販売状況が変わる可能性がある。国のメディアは最近、10省の政府と一部中央政府機関が紅旗の使用を計画しているとの許憲平(シュー・シエンピン)第一汽車総経理(社長)の話を伝えた。
これにフィジー政府も加わる。フィジーメディアによると中国政府から贈呈された紅旗はG77会議後、政府機関に割り当てられる。中国の外交的影響力の発揮に伴い、全世界が政府要人を乗せて走る紅旗をより多く目にすることになるだろう。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山)
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