台湾から甲子園へ行った実在の球児たちを描く映画「KANO」がクランクアップ―台湾

Record China    2013年4月30日(火) 15時28分

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29日、台湾映画「KANO 天下の嘉農」のクランクアップ発表会が台北市で行われ、ウェイ・ダーション監督や馬志翔監督らが出席した。

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2013年4月29日、台湾映画「KANO 天下の嘉農」のクランクアップ発表会が台北市で行われ、プロデューサーのウェイ・ダーション(魏徳聖)やマー・ジーシアン(馬志翔)監督らが出席した。NOWnewsが伝えた。

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「海角七号/君想う、国境の南」や「セデック・バレ」のウェイ・ダーション(魏徳聖)監督がプロデュースにまわった今作。「セデック・バレ」にも出演している俳優の馬志翔(マー・ジーシアン)が初監督に挑戦している。1930年代の嘉義農林学校(現嘉義大学)野球部が甲子園に初出場し、準優勝するまでを描いた作品だ。なお、タイトルの「KANO」は嘉義農林学校の略称「嘉農(かのう)」を示している。

4カ月にわたる撮影を終えた29日、クランクアップ発表会が台北市で行われた。同作では、野球部を率いる日本人監督役に永瀬正敏、その妻役で坂井真紀が出演。昨年人気沸騰した子役の喬喬(チャオチャオ)が、かわいいおかっぱ頭で2人の娘を演じている。また、台湾では誰もが知っている「ダムの父」こと八田与一役を、大沢たかおが演じていることも大きな話題だ。

今年3月に開催された野球の祭典「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では、日台代表チームが手に汗を握る歴史的勝負を繰り広げた。ウェイ監督によると、その当時はちょうどKANOチームの甲子園決勝を撮影中だった。1931年の熱戦と、目前で行われている試合の奇妙なシンクロ。ウェイ監督は、「試合経過までが酷似していた。まるでWBCを映画化しているみたい。だけど、あくまで偶然であり、パクリじゃないからね」と、笑顔で語っている。

来年のお正月時期に公開が予定されている。監督を務めたマー・ジーシアンの目標は、「セデック・バレ」の興業記録を超えることだという。(翻訳・編集/Mathilda

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