Record China 2019年5月26日(日) 11時0分
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中国航空運輸協会の劉樹国秘書長は24日、自国の航空会社13社がボーイング社に対して、B737MAXが使用できなくなったなどで損害賠償を請求したことを「積極的に支持する」と述べた。請求額はは累計40億元(約634億円)以上になるという。
中国航空運輸協会は24日、自国の航空会社13社が米ボーイング社に対して、同社製のB737MAX旅客機が使用できなくなったなどで損害賠償を請求したことを「積極的に支持する」考えを明らかにした。中国の航空会社の損害は累計40億元(約634億円)前後になるという。中国中央電視台(中国中央テレビ)が2019年5月24日付で伝えた。
2018年10月にインドネシアで、19年3月にはエチオピアで、B737MAXの墜落事故が発生した。2件の墜落事故については、失速を防ぐシステムの不具合が関係した可能性が指摘されている。19年5月には、ボーイングの技術者が2017年時点でB737MAXの失速警報装置に不具合があることを認識していたと報じられたことで、同社に対する批判は一層高まった。
中国航空運輸協会の劉樹国秘書長は、中国の航空会社のボーイング社に対する損害賠償請求について、B737MAXと引き渡しの遅延により重大な損失が発生したと説明。運航復活の時期は不明だが、6月末まで使用できない状態が続くとして、中国の航空会社の損害は累計40億元(約634億円)前後になると見込まれ、運航復活が遅れれば、損失はさらに拡大するという。
劉秘書長は、中国の航空会社は同機の世界最大のユーザーであり、損失も世界最大になると説明。そのため、協会は会員企業の損害賠償関連作業を積極的に支持し、協力するという。
同協会関係者によると、中国では航空会社13社がB737MAX8を計96機、使用していた、また、2019年には同型機130機の引き渡しを受ける予定だった。(翻訳・編集/如月隼人)
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