Record China 2013年4月18日(木) 12時11分
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16日、ニューヨーク・タイムズは記事「明らかになった中朝関係の疎遠」を掲載した。金正恩第一書記は中国と距離を置く姿勢を見せている。写真は15日、北朝鮮。故金日成主席の誕生日を祝う太陽節。
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2013年4月16日、ニューヨーク・タイムズは記事「明らかになった中朝関係の疎遠」を掲載した。
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昨年11月、中国の李建国(リー・ジエングオ)中央政治局委員が北朝鮮を訪問。携えた習近平(シー・ジンピン)総書記の書簡は極めてシンプルな内容。「弾道ミサイルを発射するな」というものだった。しかしその12日後、北朝鮮は発射を強行する。
親密さで知られる中朝関係だが、金正恩第一書記が立て続けに習総書記に抗う姿勢を見せてからというもの、その関係は暗礁に乗り上げている。中朝関係がどこまで冷え込んでいるのか。この問題は中国メディアでも議論されたことがあるが、深刻なものとはとらえられていない。しかし中国政府内部では金書記をどう扱うか、激烈な議論が繰り広げられているようだ。
2月の核実験後、中朝関係は緊張した。中国は高官を派遣しようとしたが、金書記は拒否した。この態度によって金書記は父親の時代よりも中国への依存を減らそうとしていることが中国にはよく伝わった。
両国関係の冷え込みは明らかだが、中国メディアはそれでも金書記に敬意を払っている。少なくともブッシュ前米大統領を“小ブッシュ”と呼んだような非礼はない。だが中国のインターネットには金書記をばかにするような小話や図像があふれている。中国は不都合なネットの書き込みは削除しているが、金書記をばかにする書き込みは容認されているようだ。
また、敬意を払っているとはいえ、中国官制メディアも手厳しく北朝鮮を批判している。環球時報は中国の我慢にも限度がある、もし中国の利益を深刻に損なうならば容赦はしないとの社説を掲載した。人民日報電子版も北朝鮮の国連安保理決議違反を責め、「情勢を見誤ることなかれ」と警告した。(翻訳・編集/KT)
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