なぜボストンがテロの標的に選ばれたのか?―米華字メディア

Record China    2013年4月17日(水) 11時7分

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16日、テロリストはなぜ米ボストン市を標的にしたのか?米華字メディアがその理由を探った。

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2013年4月16日、米華字メディア・多維新聞網は、「なぜボストンがテロの標的に選ばれたのか?」と題した論説を掲載した。

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15日(現地時間、以下同)、米東部マサチューセッツ州ボストン市で開催中のボストン・マラソンを狙った連続爆破事件が発生した。ゴール付近で前後して2回の爆発があり、これまでに死者3人、負傷者は170人超が確認されている。関連当局各局はこれをテロとして捜査を進めており、オバマ大統領は16日になって、「市民を狙ったテロ行為」との見解を示している。

今回、米マサチューセッツ州ボストン市が標的になった理由として考えられる点が3つある。1つはボストンがアメリカン・スピリットの発祥地だということ。独立戦争の舞台になったボストンは米国人にとって大切な場所。その場所でテロを行えば、米国人の士気を奪うことが可能になる。

2つ目は、ボストン・マラソンが世界で最も歴史が古く、世界中から数多くの参加者が集まるマラソン大会だということ。また、開催日が毎年4月の愛国者記念日というのも重要な点だ。テロの恐怖を世界に印象づけるには格好の場所と時間だといえよう。

3つ目は、9・11以降、米東部の大都市や工業地帯では厳戒な警戒態勢が敷かれている点。これらの都市での爆発物の輸送や組み立ては、テロリストにとって危険が大きすぎる。しかし、これまでずっと平和でのどかだったボストンは警戒がゆるく、テロの成功率は高くなる。

以上の点から、ボストンが標的になったと思われる。しかし、これは個人的な意見にすぎない。爆弾犯を逮捕してみなければ本当のことは分からない。米国は9・11からずっと反テロ戦争を展開してきた。だが、その戦争に果たして米国は勝利したのだろうか?ただ武力でテロリストを攻撃するのではなく、テロの生まれる根源や土壌を理解した上で、根本的な治療を行わなければ、テロを根絶することは不可能だろう。(翻訳・編集/本郷)

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