これが「戦争前夜」?平壌では変わりない平穏な日常―海外メディア

Record China    2013年4月12日(金) 8時40分

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11日、AP通信平壌支局によると、はたから見れば朝鮮半島は一触即発の緊張状態だが、北朝鮮の首都平壌の人々は平穏な日常を送っており、戦争がいつ起きてもおかしくない雰囲気はどこにもない。写真は北朝鮮の様子。

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2013年4月11日、AP通信平壌支局によると、はたから見れば朝鮮半島は一触即発の緊張状態だが、北朝鮮の首都平壌(ピョンヤン)の人々はつつがなく平穏な日常を送っており、戦争がいつ起きてもおかしくない雰囲気はどこにもない。聯合早報網が伝えた。

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昼間には人々が集まって植林活動に勤しむ。彼らが手に持っているのはもちろん、銃ではなくスコップだ。夜になれば、民族衣装をまとった女性が広場で、祝いの踊りを披露する。変わりない平壌の日常風景である。

北朝鮮の指導者はいつでも戦争を始める用意が出来ていることを再び強調したが、平壌の人々は慌てることなく、淡々と日常生活を送っているようだ。

住民は「もし戦争が起きれば、私を含め、皆が朝鮮統一のために戦う覚悟を持っている」と話す。

北朝鮮は先般、韓国に住む外国人に対し、安全のために、事前に国外退避するよう忠告する声明を発表し、「朝鮮半島の情勢は核戦争前夜に向かっている」と表明した。更には、これはアメリカと傀儡(かいらい)の韓国の北朝鮮に対する敵対行為が招いたことであると強調した。

今のところ、海外に脱出した外資系企業もなければ、外国人もいない。

ホワイトハウス報道官カーニー氏は北朝鮮の声明に対し、「声明は人々の注目を集め、挑発するためのものであり、何の役にも立たない」と批判した。

アナリストは「北朝鮮が直接韓国を攻撃することはない。北朝鮮の軍隊の戦闘準備が整っていることを示す兆候もどこにもない」との見方を示している。

米太平洋軍のロックリア司令官は9日、「北朝鮮がミサイルを発射した場合、米軍及び同盟国は既に反撃する準備ができている」と述べた。

北朝鮮の大使館職員は先週、「政府から、10日に北朝鮮を離れるよう勧められた。しかし、イギリスも他の国も近日中に撤退する予定はないようだ」と明かした。

アメリカと韓国の防衛庁職員も「北朝鮮が大規模な軍事行動に向けて準備を進めているような兆しはない」と話している。

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、朝鮮半島の情勢を「非常に危険な状態」とし、「誤った推測、誤った判断によるどんな些細なことも、コントロールできない局面を招く恐れがある」との見方を示した。(翻訳・編集/XC)

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