2013年4月10日、香港の人気女優セシリア・チャン（張柏芝）が、出演予定だった中国のバラエティー番組から外されることが明らかになった。聯合報が伝えた。

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人気スターが飛込み競技にチャレンジする、中国・江蘇衛星テレビのバラエティー番組「星跳水立方」。出演者の中にはセシリアの名前もあり、彼女の特訓風景もすでに公開されていた。

しかし、今月に入って放送された「星跳水立方」の初回にはセシリアの姿が見えず。中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局（広電総局）による事前審査に引っかかって、降板扱いになっていることが明らかになった。

中国メディアによると、セシリアは競技参加者としてではなく、特別ゲストの1人として番組PRを担当する予定だった。飛込みの練習をしていたのは、番組PRフィルム撮影のためだったという。とは言え、そのフィルム自体も広電総局の審査を通過せず。中国の娯楽週刊誌・南都娯楽週刊は関係者からの情報を引用し、その理由について、「共産党幹部がセシリアの水着姿を世間に見せたくないため」と伝えている。

これには、08年1月に発生して香港社会を震撼させた、わいせつ写真流出事件が影を落としている様子だ。この事件では、俳優エディソン・チャン（陳冠希）が過去に交際していた女性タレントたちとの赤裸々なプライベート写真が、インターネット上に大量流出した。その中にはセシリアも含まれ、事件直後は活動休止に追い込まれていた。

同じく事件の犠牲者の1人だった人気ユニットTwinsのジリアン・チョン（鍾欣桐）も、同じく飛込みの技を競う浙江衛星テレビの「中国星跳躍」に出演予定だったが、心臓疾患を理由に急きょ降板している。ここにも、今なお続く事件の影響が感じられる。（翻訳・編集/Mathilda）