外国大使館職員に撤退を呼びかける北朝鮮、一方では中国人観光客の招致に躍起―韓国メディア

Record China    2013年4月9日(火) 11時57分

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8日、北朝鮮は戦争をにおわす過激な発言をする一方で、中国人観光客の招致に積極的な姿勢を見せている。写真は2012年、吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市で行われた朝鮮族の元宵節を祝うお祭り。

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2013年4月8日、韓国・朝鮮日報(中国語版)によると、先週末北朝鮮政府は、「4月10日以降外国大使館の安全は保障できない」と発表。同時に外国大使館の職員に対し北朝鮮から撤退するよう呼びかけた。これにより朝鮮半島の情勢がさらに緊迫したといえるが、一方で北朝鮮は今月末から羅先と金剛山地区の観光路線を開通する予定だという。

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中国・吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市地区にある、北朝鮮専門の旅行社関係者は「中国から羅先や金剛山への往復路線は今月末に開通する。金剛山へは、羅先港で船を使用して移動する。この計画はすでに北朝鮮政府と吉林省政府から許可を受けている。我々は北朝鮮から戦争に関する通知は受けていない」と話す。羅先・金剛山のツアーは4日間の日程で、1人当たり4000元(約6万3000円)だという。

また、同自治州琿春市の旅行社関係者によると、朝鮮半島情勢の影響で、羅先へ観光に訪れる中国人観光客は減っている。それもあってか、北朝鮮は春の訪れとともに中国人観光客の招致に積極的な姿勢を見せている。吉林省延辺朝鮮族自治州の地元メディアが今月初めに報道した内容によると、今月下旬から同自治州と北朝鮮平壌間のチャーター便が再開される。

さらに、同自治州図們市から北朝鮮の七宝山などの観光も再び開始される。また、今月28日に遼寧省丹東市で行われる国際観光商品展に北朝鮮も参加するという。このほか、西安〜平壌、上海〜平壌間のチャーター便も今年7月に再開されると報道で伝えられている。中国国家観光局のデータによると、北朝鮮へ観光する中国人観光客は2010年の13万1100人ほどから、2011年は約19万3900人に増えた。増加率は47.9%に達する。(翻訳・編集/内山)

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